東京ヤクルトスワローズと交流して6年目になる燕市は、29日午前10時から午後3時まで市役所つばめホールで初めてのスワローズスプリングフェスを開き、スワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」も来燕して声優田中秀幸さんのPR大使任命式、デーブ大久保氏トークショーなど盛りだくさんのイベントを行う。
10時半からオープニングで、鈴木力市長とつば九郎が筆談トークなどを行い、11時からPR大使の任命式で田中秀幸さんに鈴木市長から燕市PR大使のたすきと任命書を手渡す。
田中さんはテレビアニメの「ドカベン」の山田太郎、「ハイスクール奇面組」の事代作吾、洋画では007シリーズでピアースブロスナン演じるジェームズ・ボンド、テレビ「王様のブランチ」のナレーションも担当。東京都出身だが、妻が燕市出身のこともあって毎月のように来燕する燕市愛好家である。また午後0時45分から田中さんのサイン会も開く。
11時半からデーブ大久保氏トークショー。デーブ大久保さんは西武や巨人で活躍した捕手で、プロ野球のコーチや評論家として活躍している。
午後1時半からつば九郎とのじゃんけん大会。じゃんけんに勝つと「つば九郎米」などがもらえる。あわせて燕市は市のPR動画「燕市ダーツ旅」を作成しており、燕市の地図に向けてつば九郎からおもちゃの矢を放ってもらい、新作の取材先を決める。
会場には協賛企業など10のブースを開設してスタンプラリーを行う。スタンプラリーは小中学生、高校生以上の2種類あり、ブースを回って小中学生はスタンプを7個以上、高校生以上は商品購入も含めてスタンプを5個以上集めると、ガラポン抽選会に参加でき、ヤクルトの山田哲人選手、川端慎吾のボブルヘッド人形をはじめ、キャップ、傘、軍手などのヤクルトのグッズが抽選で当たる。
スワローズ新潟支燕会の下部組織のような形で燕市がてこ入れして発足した「つばめ会」もブースを設置し、リハビリ中の館山昌平投手に渡すメッセージを来場者から書いてもらう。
燕市は東京ヤクルトスワローズとの交流拠点として市内に農業体験田「スワローズライスファーム」を開設。2011年から毎年、つば九郎にも参加してもらって春に田植え、秋に稲刈りを行い、それにあわせた首都圏からのバスツアーも行ってきた。
5年続いてさすがに新鮮味が薄れてきたこともあり、ことしは目先を変えたもので、市民はもちろん、近郷のヤクルトファンにも来場を呼びかけている。