参院選新潟選挙区(定数1)では、森裕子氏(60)=無・元=が中原八一氏(67)=自・現=との大接戦に競り勝って当選確実となり、3年ぶりに参院に返り咲きを果たした。
森氏は当確を受けてあいさつした。「すいません。本当に。おもしろくしすぎてしまってごめんなさい」と始め、「皆さんと一緒に本当にすばらしい戦いができた」と支持者に感謝した。
参院で安保法案が採決された日のことにふれ、「去年の9月19日に日本の民主主義は1度、死にましたと選挙の最終盤で申し上げました。でも、この新潟から市民の皆さんの新しい活動が始まって新しい民主主義が生まれようとしているというふうに申し上げた。ぜひそのことをみんなで証明をしていこうと訴えった。皆さん、この新潟から新しい民主主義が生まれた」。
最後は国家権力対森裕子の戦いだったとし、安倍総理が新潟県に3回入り、菅官房長官もNSC(国家安全保障会議)をさぼって新潟入りしたと批判。「とにかく森裕子をつぶせと安倍総理が、ご自身が大号令をかけた戦いで本当に、本当に苦しい戦いだった」と振り返り、「皆さんがそれぞれの党で、それぞれの持ち場で、新潟県全県で皆さんが本当に頑張ってくれた。市民とオール野党はひとつ」と右手の人差し指を立てて感謝した。