三条市議会9月定例会初日の5日、三条市出身のプロレスラー、ジャイアント馬場(本名馬場正平)さん(1933-99)を名誉市民にするための議案が上程され、馬場さんを三条市の名誉市民とすることを決めた。
「三条市名誉市民の決定について」の議案について、国定勇人三条市長が提案理由を説明し、ジャイアント馬場さんを三条市名誉市民として決めるために議会の同意を求めた。採決で原案通りに同意することを決定し、ジャイアント馬場さんが、諸橋轍次氏、岩田正巳氏、渡辺義雄氏、小林ハル氏、鶴巻三郎氏に続き、6人目の三条市名誉市民となった。
提案理由について国定勇人市長は、ジャイアント馬場さんは世界プロレス界のトップ選手、日本のプロレス界のリーダーとして活躍し、多くの国民に敬愛され、「馬場さんが国民に与えた感動や輝かしい戦歴は決して忘れられない」とし、「その事跡は極めて顕著であり、三条市名誉市民という最高の栄誉を送ることを提案する」と述べ、全市議が同意した。
また、馬場さんを名誉市民にと署名活動を行ってきた「三条の英雄・世界のジャイアント馬場を名誉市民にする会」(川上真樹会長)の会員が傍聴席で採決を見守った。議決後、馬場さんの等身大パネルとともにインタビューに答えた中條耕太郎副会長は、「本当に長年の思い、願い、三条市の栄誉ある世界で活躍した『ジャイアント馬場』が、三条市の名誉市民となることが何よりうれしい。ようやく授与できたことがうれしく、みなさんに感謝申し上げたい」。
集まった署名は、9月5日現在で総数12,413名。内訳は市内7,235名、県内3,348名、県外1,383名、ネット442名。また、同会では10月15日に三条市栄体育館で行われる全日本プロレスの興行のリング上で馬場さんが名誉市民となったことをファンに伝えられたらと話した。