三条市や弥彦村を含め全編新潟県でロケが行われる3月初旬クランクインの映画「ミッドナイト・バス」の制作発表会見が26日、新潟市・新潟日報メディアシップで行われ、主人公を演じるネプチューンの原田泰造さんと山本未來さん、小西真奈美さんも出席して意気込みなどを話した。
新潟日報社が140年記念事業としてと東京・ストラーダフィルムズと共同制作する。第27回山本周五郎賞、第151回直木賞候補となった伊吹有喜さんの小説「ミッドナイト・バス」(文春文庫)が原作。主人公の夜行バス運転士(利一)役に原田さん、利一の元妻役に山本さん、現恋人役に小西真奈美さんといったキャストで、新潟を舞台に家族再生の物語が展開する。
会見にはキャストのほか監督・プロデューサーの竹下昌男さん、音楽を担当するバイオリニストで作曲家の川井郁子さん、新潟日報社代表取締役社長の小田敏三さんも同席した。
原田さんは自己紹介で持ちギャグの「曲がったーことが大嫌いー、はーらーだたいぞうです!」と大声を張り上げて笑わせ、和やかに会見が進んだ。
原田さんは「家族がそして恋人が、みんなどっか傷つきながら勇気を出して前に一歩、踏み出していくようなあったかい映画です。みんなで真心込めてつくっていきたいと思います」と話した。
小田社長は、原作にも登場する三条市森町のハクチョウの飛来地でも撮影が行われることも紹介した。キャストはほかに葵わかなさん、七瀬公さん、長塚京三さんなどが決まっている。2018年初めに新潟県で先行上映後、全国でロードショー公開される。