3日(土)午前10時半から見附市文化ホール「アルカディア」で新潟県考古学講演会「国史跡耳取遺跡を中心とした県央の縄文時代最後のムラ」が開かれる。
見附市にある耳取遺跡は、2015年に国史跡に決まった。2016年度の調査で晩期後半を主体として大規模なムラが存在することが明らかとなった。いまだ謎の多い縄文時代晩期後半の集落だが、耳取遺跡の調査成果をきっかけに縄文時代最後のムラについて各市の埋蔵文化財担当者が報告し、巨視的な視野での当該期集落の特徴について外部講師が講演する。
明治大学の石川日出志教授が「縄文時代終わり頃のムラ-全国屈指の耳取遺跡-」講演するほか、三条市市民部生涯学習課の勝山百合氏が「三条市の縄文時代晩期の集落」、長岡市教育委員会の小熊博史氏が「長岡市の縄文時代晩期の集落」、見附市教育委員会の今井秀樹氏が「見附市耳取遺跡の縄文時代晩期の集落」をテーマに報告を行い、午後3時35分に終わる
県などが主催し、定員250人、参加費は無料。参加は見附市みつけ伝承館に電話(0258-63-5557)、FAX(0258-62-2343)、メール(minzoku@city.mitsuke.niigata.jp)のいずれかで申し込む。
このあと25日(日)に出雲崎町中央公民館で「日本海域の海揚がりの土器・陶磁器」、10月22日(日)に村上市教育情報センターで「国史跡平林城跡・村上城跡を中心とした県北の中近世城館」をそれぞれテーマに新潟県考古学会講演会が開かれる。