ツインバード工業株式会社(野水重明社長・本社燕市吉田西太田)は5日、昨年に続いて地域住民を対象にした本社イベント「TWINBIRD×燕三条 夏フェス。2017」を開いた。厳しい暑さに見舞われたが、昨年の1600人を上回り目標の2000人を超える2100人が来場して盛り上がった。
正面玄関前をメーン会場に、テントに並んだ人気店のらーめん潤や燕三条イタリアン Bitをはじめキッチンカーが飲食を提供。スプーン磨きや彫金体験、包丁研ぎなどのワークショップや段ボール迷路、射的、ストラックアウトなどをそろえた遊びの広場も設ける。
ことしは燕市PR隊鳥で東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が来場し、勝つと協賛企業が用意した豪華な賞品がもらえるジャンケン大会やサイン会で来場者やつば九郎ファンと交流した。
燕市内から小学校2年生の長男と訪れたお母さんは、夏休みの宿題になればとスプーン磨きと彫金体験を目的に来場し、長男は「かなづちでたたくのがおもしろかった」と言い、お母さんは「いろいろなことを教えてもらっていい体験になったと思う」と喜んでいた。
ツインバードスタッフは150人、出店ブース、企業で100人が運営に参加した。昨年以上に内容が盛りだくさんになったので来場者の滞在時間が長くなり、同社の駐車場はすぐに満杯になったが、燕市役所を臨時駐車場として運行したシャトルバスも活躍した。
イベントの間、会場を回って来場者や協賛企業と交流した野水社長は、2年目のこともあって「仕事の一環のイベントですが、社員はふだんの仕事とはまた違った生き生きしたようす」と来場者との交流やイベントの楽しみ方に慣れた社員を頼もしそうに見守った。
近年、社員旅行や社内運動会など社員同士の交流の場をつくる企業が増加傾向にあり、「夏フェスを通じて社員同士が交流し、仲良くなってコミュニケーションが深まればい」と期待し、「国内製造回帰を掲げており、地域から応援していただけるようアピールしていきたい」と話した。