5、6日の2日間、燕三条地場産業振興センターで「燕三条トレードショウ2017」が開かれている。燕三条地域の卸商社やメーカーなど、138社122小間が出展する昨年の3倍近い規模で、国内外のバイヤーに地場産品をはじめ幅広い取扱い商品をアピールしている。
初日5日は午前9時40分から100人余りが出席してオープニングセレモニーが行われて開会した。実行委員長の田野隆夫燕商工会議所会頭はあいさつで、昨年は卸メッセとして初めて開き、43社が出展したが、来場者アンケートで出店者が少なすぎる、問屋だけでなく製造の工場もみたいとあったことから、ことしはメーカーにも幅広く声をかけ、商品を世界に向けて販売できる物販の展示会としたことを話した。
ことしは5日から8日まで開かれている「燕三条 工場の祭典」と日程を重ね、今月末には「燕三条ものづくりメッセ」が開かれる。燕三条地域を代表して物を作る技術展のように開催されるのが工場の祭典、もう一方、商品を作っている、販売する人たちが主催する物販のトレードショウと、全国に向けてそろった展示会ができるようになったことを喜んでいると話した。
出展者数は昨年の43社から138社に大幅に増えたが、さらに「目標は300社くらい」を目指し、「こんな商品も燕三条で作っているのか、こんな珍しい商品を燕三条の問屋さんは世界に発信しているのかということをぜひアピールをして、町おこしの強力なイベントになっていただければありがたい」と期待した。
続いて、経済産業省関東経済産業局地域経済部の青木宏次長、燕三条地場産業振興センター副理事長でもある鈴木力燕市長が祝辞を述べ、来賓や燕三条トレードショウ実行委員会の田野燕商工会議所会頭と兼古三条商工会議所会頭でテープカットを行って、2日間の幕を開けた。