新潟県三条市と中国重慶市巴南区(はなんく)は6月5日、三条市のザ・ガーデンテラスおゝ乃で友好都市提携の調印式を行った。
巴南区から中国共産党重慶市巴南区委員会の辛国栄(シン グオロン)書記をはじめ6人の代表団が三条市を訪れた。調印式では辛書記と国定勇人三条市長が中国駐新潟総領事館の劉宏(リュウ コウ)総領事代行の立ち会いのもとで、議定書と覚書に調印した。
国定市長は「今後、行政や業界関係の交流をはじめ、多様な交流を勧めていくなかで、この友好関係が確かなものとなり、両市区が強いきずなで結ばれ、第二の故郷と感じることができるまでに昇華させていければと思う」、辛書記は「重点産業、経済貿易、企業誘致、文化観光など各方面の交流を絶えず拡大していくことで互恵互利、合作発展の良好な局面をスピード感をもってつくりあげていきましょう」と述べた。
調印式をはさんで別の部屋では、重慶料理のふるまいや文化を体験できる記念イベントが行われ、国定市長の案内で代表団は辛くてしびれる重慶料理を試食。その後、祝賀会に移った。
記念イベントには200人余りの市民が参加した。あまりの辛さに国定市長も汗だくになっていた重慶料理に「辛い!」を連発。一瞬で面が変わる中国の伝統芸能「変面」の披露では、目の前で見ていてもわからない、まさに目にもとまらない早さで面を変えると声を上げて驚き、大きな拍手を送っていた。