新潟県見附市学校町1、市民交流センター「ネーブルみつけ」は2月19日(水)から3月5日(木)まで「つり飾り展」を開き、3月3日の「ひな祭り」に向けて「つるし雛(びな)」300点をはじめ手芸作品など見附市内の団体が手作りした約800点を一堂に展示している。
ことしで5年目の恒例になった展示会。市内で活動する「つるし雛」をつくる4団体のほか、手芸関係の4団体のメンバーと、つまみ細工講座受講生の作品を展示している。さら市外からは長岡市の栃尾てまりの会とつるしびなの会が参加している。
ざっと800点にものぼる作品群は圧巻というほかない。つるし雛は飾りの大きさや形がいろいろだ。つるし雛ではおなじみの岐阜県飛騨地方の人形「さるぼぼ」をはじめ、動物、花、野菜、5月の節句のこいのぼり、ピエロの人形まである。
手芸作品は、つまみ細工、見附名物のべと人形、折り紙作品などバラエティーに豊か。昨年に続いて暗くしたスペースにつるしたつるし雛を照明で照らすライトアップ、和服や和服をサクラの増加を背景に記念写真が撮れるインスタ映えする撮影スポットと趣向を凝らす。ことしは撮影したつるし雛がどの団体のものか当て、正解者に抽選で賞品が当たる「つるし雛をさがせ!」のゲーム用意して楽しんでもらっている。
来場者は数え切れないほどのつるし雛に圧倒されて「すごい数!」と驚きの声を上げ、子どもたちは目を輝かせてつるし雛を見上げている。昨年は会期17日間の「ネーブルみつけ」全体の来場者数は7万2千人だった。
関連イベントで手作り体験会、春のコンサート、手作り品販売会を行う。手作り体験会は2月22日(土)午前10時から午後3時まで開き、出店団体の指導でえとのネズミやさるぼぼ、手まりなどの制作を体験できる。申し込み不要で参加費500円。
春のコンサートは29日(土)午後1時から2時半まで開き、琴とフルートによる無料コンサート。手作り品販売会は3月1日(日)午前10時から午後3時まで開き、参加団体が手作りした人形やつり飾り、手まりなどを販売する。
また、つるしびなスタンプラリーを行い、2月29日から3月29日までつるし雛まつりを開く道の駅「良寛の里 わしま」(長岡市島崎)、3月1日から4月15日まで「つるし雛かざり」を開く「北国街道 妻入り会館」(出雲崎町尼瀬)を含め3カ所を回ってスタンプを集めて応募すると抽選でプレゼントが当たる。