一般社団法人燕市観光協会(山崎悦次会長)は2日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月19日(日)に新潟県燕市の分水地区で開かれる予定だった一般社団法人燕市観光協会主「2020 つばめ桜まつり第78回 分水おいらん道中」を中止した。分水おいらん道中の中止は、東日本大震災が発生した2011年に自粛、中止して以来、9年ぶり。
分水おいらん道中は分水地区の中心地や大河津分水の桜土手をおいらんが行列を従えて進む。県外、国外からの見物客も多く、数万人を集める名物行事だ。
政府が全国的なイベントの中止や延期を要請したことを受けて中止を決め、すべてのイベントと予約受け付けを中止した。
分水おいらん道中に向けて4月6日から19日まで行う予定だったプレイベント「2020 つばめ桜まつり」もすべて中止。ただ大河津分水桜並木の協賛ぼんぼり、プラカードの掲出と夜桜ライトアップは行う。
おいらん道中の行列に参加を申し込んだ人は、来年の年齢や学年を問わず来年の道中に優先的に参加できる。公募している3人のおいらん役は、3月7日の2次審査を中止する。ことし2次審査に進み、自己PRを期限までに提出した人は来年、2次審査から参加できる。12月ごろにあらためて参加の意思を確認する。問い合わせは燕市観光協会のつばめ桜まつり実効委員会事務局(電話:0256-64-7630)へ。