新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の小中高校の休校要請を受けて新潟県燕市の小中学校は3月3日から一斉臨時休校していたが、4月6日(月)から順に学校ごとに再開。部活動もあわせて再開する。
学校によって始業日は4月6日か7日、入学式は6日、7日、8日のいずれかに行う。燕市教育委員会の遠藤浩教育長が3月27日、記者会見して明らかにしたもの。文部科学省が示した「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」を踏まえた感染拡大防止対策を講じて再開する。
入学式は時間短縮が原則で、来賓あいさつを控え、出席の子どもは入学生と保護者はともかく、在校生は必要最小限にとどめるなど「各学校が工夫するはず」。部活動も実施内容や方法を工夫した感染症対策を整えて同様に4月6日から順に再開するが当面、対外試合や遠征は禁止する。
ただし、これらは感染の広がりが燕市周辺の生活圏で現状のまま一定ていどあっても、押さえ込んでいることを前提とした「予定」で、再開後の感染者発生などもシミュレーションしており、状況に変化があれば対応を変更する。
休校に伴う未履修部分は、新年度早々に学習するなどガイドラインを踏まえた対応を4月1日付けで各学校に通知するが、「夏休みをちょっと短くしなければいけないという本音はある」とも言及した。