三条市は12、13日の2日間、ジオ・ワールドビップで小学3年生から5年生を対象とした新型コロナウイルスワクチンの集団接種を行っている。
12日は600人、13日は700人の接種枠を設け、12日は561人が接種を受け、13日は652人が接種を予約した。キャンセルは学校で感染が発生して休みになった児童が多いようだ。2回目の接種は4月2日、3日。
三条市は公共施設などで集団接種を行ってきたが、ジオ・ワールドビップでの集団接種は、昨年9、10月に小学6年生から中学3年までを対象にした集団接種を行って以来。少しでも子どもたちがリラックスできるようにという配慮でもあり、結婚式にも使われる会場とあって公共施設とは比べものにならない落ち着いた空間だ。
待ち時間や接種後の待機中は、アニメなどを上映。案内表示に動物や果物の絵を印刷するなど工夫した。それでも注射を怖がって泣き、なかには絶叫する子どももいて、これより幼い子どもの集団接種は難しいようだった。
子どもを連れてきたお父さんは自身はすでに接種済み。「ワクチンは必要だと思うし、安心できる。信用しているし、問題があるとは思っていない」と話していた。