昨年11月9日に新潟県燕市立吉田中学校の女子生徒が校舎から転落死し、のちにいじめがあったことを記述した遺書が見つかった問題を調査する第三者委員会「燕市いじめ防止対策等専門委員会」が17日開かれた。昨年11月9日にから毎月、開かれており、今年度中に報告書をまとめる考えだったが、4月中にずれ込む見通しになった。
吉澤委員長は「新たな資料を基にして報告書の骨子を検討するというところまできた」とし、「再発防止に向けて学校や委員会や地域が、どんなことがこれからできるのか、どんな枠組みでつくっていったらいいかを検討した」と進捗を話した。
ほとんど資料はそろい、まだいくつか学校に確認するところがあったが、「今の段階で報告書をまとめることはできる」としながらも結論の方向性は明らかにせず、「われわれとしてどんなふうに考えたかは述べていきたい」。
次回の専門委員会を3月30日に開き、「より精度の高いものするために最終報告は4月の中旬にはなんとかしたい」と述べた。