27日の「さくらの日」を前に新潟県三条市・燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」では、26日からサクラに関連した地元の金属加工製品を集めて展示し、店内に春を呼び込んでいる。
おろし金、カトラリー、ホーロー鍋、ステンレスタンブラーなど10アイテムをそろえた。発売されたばかりなのが、極上のおろし金で知られる燕市・株式会社ツボエ「さくらの花びらおろし金」。文字通りサクラの花びら1枚をかたどったおろし金で、サクラ色のアルミニウム製(税込み2,200円)とシルバーの銅製(3,300円)の2種類ある。
燕市の大河津分水通水100周年記念の補助金を活用して開発したもので、パッケージもおしゃれで、手のひらにすっぽり収まるかわいい形状が注目を集めている。
昨年の東京2020五輪・パラリンピック選手村の食堂で使われた燕製の「おもてなしカトラリー」のフォーク(1,320円)とスプーン(同)は、柄の裏側にサクラの花がプレスでデザインされている。
3×9(さくら)が27の語呂合わせと、「桜始開(さくらはじめてひらく)」の時期と重なることから、公益財団法人日本さくらの会が3月27日を「さくらの日」と制定した。今回の「燕三条Wing」の企画は、サクラが散るころまで続けることにしている。問い合わせは「燕三条Wing」(電話:0256-34-7310)。