一菱金属の新社屋が世界三大デザイン賞のひとつを受賞 (2022.4.19)

新潟県燕三条地域発の台所道具ブランド「conte（コンテ）」の製造元の一菱金属株式会社（江口正恒代表取締役・燕市燕）が、このほど"デザイン界のオスカーと称される世界三大デザイン賞のひとつ「iF デザイン賞 2022」 を受賞した。

新社屋と受賞証

同社はステンレスを中心に厨房用品や日用品を製造する。一昨年、竣工した新社屋は、事務所、ショールーム、軽作業場、倉庫などを備える。材料と技術を見詰め、CLT（直交集成板）を用いた折板V字はりによって大きな無柱空間や広い軒下空間を生み出し、効率的な社屋空間と同時に地域産業や周辺地域との連携を実現した。

月に2度、ファクトリーショップとして一般開放し、建築と台所道具を体験してもらっている。設計監理は、NIIZEKI STUDIO 新関健一郎氏（東京都吉祥寺）、施工は株式会社吉田建設（新潟市西蒲区）。

「 iF Design Award」は1953年にバウハウスに代表される近代デザイン発祥の地ドイツで始まった世界で最も権威ある国際的な賞のひとつ。「International Forum Design GmbH」が主催し、さまざまな分野の製品を対象に商品価値の総合力が評価される。

IDEA賞（アメリカ）、レッドドット・デザイン賞（ドイツ）と並ぶ「世界 3 大デザイン賞」と呼ばれている。

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