参院選応援で立民・泉代表と自民・小泉氏が長岡市で火花 (2022.7.7)

参院選投票日まであと3日となった7日、新潟選挙区（改選1）は長岡市で行われた現職の森裕子氏(66)の街頭演説に立民党の泉健太代表、新人の小林一大氏(49)の個人演説会に自民党の小泉進次郎衆院議員が応援に入った。

立民党の泉代表

森氏は午後6時からアオーレ長岡前で街頭演説を行い、米山隆一衆院議員に続いて泉代表が応援演説を行った。

アオーレ長岡前で森氏の街頭演説

泉代表は「これからの野党は政権を目指そうじゃないか」と始め、物価高と円安の今の経済状況を招いた自民党を批判。立民党は年金生活者への追加給付を提案していると訴えた。

泉代表の応援演説

減税、とくに消費を促進する消費税減税を提案。森氏は野党のなかでもいち早く物価高と戦うべきと言ったと評価。自民党は「強そうな平気ばっかりほしいと言うな！」と防衛政策を批判した。

米山衆院議員も

「私は新潟の国会議員で森さんのように戦っている議員を見たことがない。だから森さんに勝っていただかなきゃいけない」と支援を求めた。

一方、午後6時半からパストラル長岡で小林氏の個人演説会が開かれ、小泉氏は鷲尾英一郎衆院議員らとともに応援演説を行った。「七夕の夜に出会えた奇跡」と紹介されて演壇に立った小泉氏は「まるで演歌歌手を紹介するような文句」と笑わせた。

小泉衆院議員

5年前に死去した山古志村長から衆院議員となった長島忠美氏の世話になったことを話し、今、自民党の錦鯉の議員連盟の役職に就いているのは、長島氏の思いを実現しようというのがきっかけで、海外輸出はコメよりもコイなのは長島氏の功績とたたえた。

パストラル長岡で小林氏の個人演説会

新潟に生まれた田中角栄を取り上げて、新潟は「理屈を超えてこの人が言うならついていこう、この人が言うなら一緒にやろう、そういう政治が育まれるまち」と評した。

広がれ一大コール

人口減少と高齢化に対応するより世界のマーケットをねらった方がいい、再生可能エネルギーを中心にしてエネルギーの制約から開放する方向に向かうとの考えを示し、自身が環境大臣だったときに育休を取ったように企業経営者には育休対象者に育休を取りたいかと確認をとらなければならないようにした取り組みを話した。

若者と記念写真に写る小泉氏

「参院選で勝てるどうかぎりぎりのところにいる小林さんと、この40代で日本が少しでも次の世代に希望を引き渡せるうように変えたい」と支援の輪を広げてくれるよう求めた。