三条市美術展表彰式　三条市長の姉弟子の高校生も受賞 (2022.10.16)

新潟県三条市の第18回三条市美術展（市展）が15日から18日までの4日間、三条市体育文化会館で開かれており、初日15日は表彰式も行われ、芸術の秋に高い評価を受けた受賞者をたたえた。

三条市美術展表彰

ことししは審査対象の一般出品に日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真の6部門に合わせて249人の応募があった。各部門の審査員により各部門1点の最高賞の市展賞とそれに次ぐ各部門1点の名誉市民賞か優秀賞、奨励賞17点、新潟日報美術振興賞4点、高校生対象のホープ賞5点を決めた。

これら受賞者を対象とした表彰式で、登壇した受賞者一人ひとりに滝沢亮市長から賞状や副賞を手渡した。滝沢市長はあいさつで「高校生から年配の方、男女を問わず多くの方から出品をいただいたことを心強く思う」と、市民の出品が三条市の美術の振興に貢献していることを感謝した。

また、自身も20数年ぶりに書道を習い始めて1年半ほどになり、会場に展示された作品を鑑賞して「まだまだ修業が足りないな、もっともっと向上したいなと思った」と話した。

皆さんと作品を見て思った。今回は書道の優秀賞を東京学館新潟高校の渡邉日香さんが「くれなゐの雲」で高校生で受賞したことが注目のひとつだが、滝沢市長も渡辺さんも書家の中村暢子さんに師事しており、滝沢市長にとっては姉弟子の受賞となった。

市展賞と名誉市民賞、優秀賞の受賞者は次の通り。

市展賞 日本画 「秋色」 渡邊 良美さん

市展賞 洋画 「深秋」 田村 房江さん

市展賞 彫刻 「踊る少女」 岡 金次郎さん

市展賞 工芸 「大地の窟」 齊藤 律子さん

市展賞 書道 「錢起詩」 大竹 清苑さん

市展賞 写真 「お宝自慢」 吉澤 園恵さん

岩田正巳賞 日本画 「クレマチス」 岸本 昌子さん

鶴巻三郎賞 工芸 「嫌悪感と少しの好奇心」 カイザーソゼさん

渡邉義雄賞 写真 「あの頃の思い出」 黒坂芙美子さん

優秀賞 洋画 「戦士の休息」 野水 陽子さん

優秀賞 彫刻 「チ奈」 栗林ヒサ子さん

優秀賞 書道 「くれなゐの雲」 渡邉 日香さん