弥彦村ふるさと納税の新たな一手に無農薬米「伊彌彦米零」誕生 (2022.10.26)

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新潟県弥彦村の弥彦神社で25日、弥彦産の新米の奉納式が行われた。弥彦村では、特別栽培米「伊彌彦米(いやひこまい)」に続き、ふるさと納税の寄付実績への貢献を期待して企画した弥彦産米の新ブランド、無農薬米「伊彌彦米零(ゼロ)」を発表した。

無農薬米「伊彌彦米零」をPRする小林弥彦村長
無農薬米「伊彌彦米零」をPRする小林弥彦村長

奉納式には小林豊彦村長をはじめ「伊彌彦米」の生産者、JA新潟かがやきの関係者らが参列。「伊彌彦米」120kg、「伊彌彦米零」60kgに加え、弥彦産のコシヒカリとこがねもちも供えて奉納した。閉式後はふるさと納税のPR用に奉納した米を前に生産者の写真を撮影した。

「伊彌彦米」は、村の農業者、生産法人が農薬と化学肥料を50%以上、減らして生産する特別栽培米コシヒカリ。2016年に村のブランド米として誕生した。

生産者でふるさと納税PR用の写真撮影
生産者でふるさと納税PR用の写真撮影

ことし新たに栽培した「伊彌彦米零」は、農薬や化学肥料をいっさい使わずに育てた米。生産者には大きな負担となる除草を機械除草にすることで実現できた。5.5haで栽培し、2.2tを収穫。契約先とふるさと納税、生産者の直売で販売する。ふるさと納税は11月1日から受け付け開始予定で、5kg袋で120袋、計600kgのごく限られた量の取り扱いとなる。

弥彦おもてなし広場の農産物直売所やひこでは、この1週間ほど前から「別格」と書いたPOPを立てて「伊彌彦米零」を販売している。価格は税込みで「伊彌彦米」が2kg1,480円、5kg2,980円なのに対し、「伊彌彦米零」はそれぞれ2,480円、4,480円と1.5倍以上の価格で販売している。

農産物直売所やひこで販売している「伊彌彦米零」
農産物直売所やひこで販売している「伊彌彦米零」

売り場担当者は、価格が高いので売れるのかと心配したが、ふたを開けてみれば大好評と喜ぶ。昨年の弥彦菊まつりで「伊彌彦米」を買ってくれた神奈川県川崎市の人から電話で米の注文があった。もっと高い米はないかと聞かれ、恐る恐る「伊彌彦米零」を勧めると、2kg5袋と5kg1袋を注文してくれ、大きな手応えを感じている。

弥彦村のふるさと納税の実績は、「伊彌彦米」効果で2018年度にはピークの6.2億円に達したが、翌19年度は3.6億円と大幅ダウン。それから盛り返し、昨年度は5.1億円だった。

弥彦産米の奉納式
弥彦産米の奉納式

小林村長は自身も無農薬米を栽培したことがあり、「完全無農薬は本当においしい。雑味がなく、米のそのままの味が味わえる」、「甘みがあり、食べた瞬間に味のある米とわかる。香りも違う」と絶賛する。

弥彦のふるさと納税は米が中心で、手を変え品を変えて取り組んでいる。「来年は拡充と同時にそれだけ安住してたらまた減ってしまう。来年は無洗米でやろうかと思っている」と早くも来年のアイデアを練っている。


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