米づくりから弥彦温泉キャラクターの酒造りに取り組む弥彦温泉のおかみたちが10月27日、麹(こうじ)づくりに挑戦した。
弥彦温泉キャラクターの酒造りを目指す
弥彦観光協会(野地誠会長)と弥彦の蔵元、弥彦酒造(金子秀二社長)が企画し、弥彦の11施設のおかみでつくる「弥彦おかみ会」(川上志保代表)に持ち込んだプロジェクト。おかみ会会員が5月に田植えし、9月に収穫した弥彦のブランド米コシヒカリ「伊彌彦米(いやひこまい)」を使って麹をつくった。麹づくりは麹菌を蒸し米に繁殖、発酵させる重要な工程だ。
おかみ会から4人が参加して弥彦酒造で行い、蒸した伊彌彦米を広げて粗熱を取り、40度くらいになったら30度以上に保った麹室(こうじむろ)に移し、35度くらいになったら麹菌を振りかけたら湿度を保つように丸くまとめて布をかぶせた。
「いいにおい」「肌にいいかも」
おかみたちは「どうやって酒ができるのか知ることができた」、「温度管理が大切なことがわかった」と新しい知識に興味津々だった一方、「めっちゃいいにおい」、「肌にいいかもね」、「きれいになるかも」と本筋とは違う効果にも期待し、「鉄腕ダッシュみたいだった」と作業を楽しんでいた。
9日には仕込みを行い、年内に4合瓶で2,000本を作り、1,800円で販売予定。本格発売は来春、先行してクリスマスに間に合うように生酒を限定販売したい考えだ。