新潟県燕市を中心に活動する燕九条の会は、3日(土)午後1時半から燕市中央公民館で北朝鮮に拉致された蓮池薫さん(65)の兄で2005年まで家族会の事務局長・副代表を務めた蓮池透さん(67)を講師に講演会「当事者の私が見た原発問題と拉致問題」を開くので、来場を呼びかけている。
蓮池さんは家族会で活動するなかで政府の拉致問題の進め方に疑問を抱き、批判的意見をもつようになった。また、大学を卒業してから長く東京電力の原発関連事業に勤務し、その実体験をもとに東日本大震災時の福島原発事故以後、反原発運動の論客としても活躍している。
燕九条の会では、ぜひ蓮池さんの実体験に基づく話を聞いてほしいと来場を参加を呼びかけている。入場無料。問い合わせは代表の黒田玲さん(電話:0256-63-5004)へ。蓮池さんのプロフィルは次の通り。
■著書
『奪還引き裂かれた24年』(新潮社)、『奪還第二章 終わらざる闘い』(同)、『拉致 左右の垣根を超えた闘い〜』(かもがわ出版)、『私が愛した東京電力』(同)、『拉致(害者たちを見殺しにした安倍雪三と冷血な面々』(講談社)、『拉致と日本人』(岩波書店)、『告発』(ビジネス社)