東日本大震災から13年の福島での「夢の大凧あげ」に能登高校書道部が書いた三条六角巻凧も

(2024.3.10)

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「SONG OF THE EARTH 311」で三条凧協会が「3.11 夢の大凧あげ」

東日本大震災から13年になる11日、福島第一原発事故対応の前線基地となったサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町)で行われる復興支援イベント「SONG OF THE EARTH 311」で、ことしも新潟県三条市の伝統行事「三条凧合戦」で使われる「三条六角巻凧」を揚げる「3.11 夢の大凧あげ」が行われる。

左からLOVE FOR NIPPONの斉藤さん、三条凧協会の須藤会長、三条凧合戦の福ノ島会の平野彩音さん
左からLOVE FOR NIPPONの斉藤さん、三条凧協会の須藤会長、三条凧合戦の福ノ島会の平野彩音さん

このイベントは全国の被災地を支援する「一般社団法人LOVE FOR NIPON(ラブフォーニッポン)」(キャンドルジュン代表理事)の主催で毎年開かれている。ことしは10日、11日と被災地で活動を続けてきたアーティストらによるライブやキャンドルナイト、シンポジウムなどが行われている。

そのなかで同法人理事で新潟支部長に三条市の斉藤巧さん(47)=スペースデザインタクミ代表=の縁もあり、2019年から三条凧協会(須藤謙一会長)による凧揚げが行われている。福島県広野町が取り組む「日本最北のバナナ」プロジェクトで生産されるバナナの茎ですいた「バナナ和紙」を張った三条六角巻凧に福島の子どもたちから夢を文字や絵で描き入れてもらい、揚げている。

SONG OF THE EARTH 311
SONG OF THE EARTH 311

年々、三条六角巻凧の数が増えている。ことしは双葉町の青年団体「夢ふたば人」、大甕小学校、岳陽中学校、石川県立能登高校書道部、福島県いわき市のキンダーガーデンさんこども園の5団体の30枚張り(2.20×1.75m)6枚が新たに製作され、29枚が揚がる。

能登高校書道部は「甦る能登」、「起死回生能登半島」と書く

能登高校書道部は、LOVE FOR NIPONが能登半島地震の発生翌日から被災地の能登町に入って支援活動を続けており、部員が「甦る能登」、「起死回生能登半島」などと大書して寄せ書きした2枚の三条六角巻凧を描いてくれた。

能登高校書道部の三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示
能登高校書道部の三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示
能登高校書道部の三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示
能登高校書道部の三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示

伊藤環境相揮毫の三条六角巻凧も

また先に三条凧協会が伊藤信太郎環境相を訪問して依頼した伊藤環境相や訪問を橋渡しした環境政務官の国定勇人衆院議員らが揮毫(きごう)した三条六角巻凧も完成。さらにクローム・インダストリーズジャパン合同会社、株式会社ハイサーブウエノ、株式会社 山櫻、大和ライフネクスト株式会社が提供する協賛凧とともに揚げる。

当日は三条凧協会から揚げ師46人をはじめ53人が参加する。須藤謙一会長(56)は「最初は2枚だけで始まったが、LOVE FOR NIPONの力もあり、いろいろなことがつながってすごく大きくなり、皆さんに伝わっているのを実感する」と広がりを喜ぶ。

伊藤環境相らが揮毫(きごう)した三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示
伊藤環境相らが揮毫(きごう)した三条六角巻凧 ※写真をクリックで拡大表示

斉藤さんは「つながりをつくるのが復興支援と思っている。能登地震の被災地の能登が、2カ月で今度は福島の支援に力を貸してくれるのがありがたく、うれしく思っている」と喜んでいる。

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