弥彦の副村長に就いた県職の三上晴由貴氏は「自然体で」

(2024.4.2)

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2年間、空席だった新潟県弥彦村の副村長に1日、新潟県環境局資源循環推進課長補佐だった三上晴由貴(みかみ はるゆき)氏(52)が就任した。弥彦村に移住して行政の最前線の現場に立ち、自身に言い聞かせるように「自然体で」の言葉を繰り返しながら副村長初日をスタートした。

2年間、空席だった副村長に就任した三上氏
2年間、空席だった副村長に就任した三上氏

北海道釧路市出身で新聞記者を目指して新大大学院法学研究科を修了

1日、本間芳之村長から三上氏に辞令書を交付した。任期は1日から2年間。令和3年度までの2年間は県職の広瀬勝利氏が副村長に就いて以来2年間は空席だった。

三上氏は1971年、北海道釧路市に生まれた。高校時代は新聞部で新聞記者を目指した。担任教諭から新聞記者に必要な知識が得られる法学部への進学を勧められ、新潟大学大学院法学研究科を修了した。

97年に新潟県に入庁。東京事務所所長代理、福祉保健部医務薬事課で副参事、さらに地域医療班政策企画員、総務管理部市町村課財政班暁星調査員のあと、3月まで県民生活・環境部廃棄物対策課長補佐を務めた。

奉職してから主に防災と環境に取り組んだ。1月1日の能登半島地震で燕・弥彦総合事務組合のごみ処理施設の煙突が傾くなどしたときも、国の補助金を受けるために国との連絡役を務めた。

村役場へはってでも行ける所に移住 趣味は町中華と読書

泉田裕彦元知事が知事会の危機管理の委員長を務めたこともあり、防災に関する思いが強い。自宅は新潟市中央区だが、災害時も弥彦村役場へ、はってでも通えるような場所を借りて住む。

「燕・弥彦、さらには県央全体で観光や行政面でいろんな連携が出てくると思う」、「わからないことだらけなので、自然体でやりたい」と三上氏は言う。

趣味は食べ歩きと読書。食べ歩きは、とくに町中華や立ち食いそばがつぼ。「県央地域にたくさんあるティープな食を通じて、いろんなことを考えたい」と、食べ歩きも仕事に役立てようと考えている。

読書は歴史もののノンフィクションを好む。自分史的な本も好きで、「自分では経験できないことを追体験できるのが面白い」。あちこち旅行に行くたびに地方で出版された地元の歴史本を買って来る。

「弥彦村はコンテンツのそろった地域」

弥彦村については「桜に湯かけまつりと、いい季節に入りつつある。おもてなし広場や若いお店がいろいろ頑張っているところに、勢いを感じる。弥彦駅から温泉があって弥彦神社があって弥彦山があって。本当にコンテンツのそろった地域だと思う」と弥彦の魅力や可能性の大きさにわくわくしている。

「副村長は今まで空席だったので、とくに引き継ぎもなかった。年度初めであいさつ回りが続くと思うが、自然体で職員からいろんなことを聞き、実際に住んでみて自分の耳でいろんなことを聞く。住んでなおよくわかることも。課題と思う所もある。

さらに「県職員では経験できない行政の最前線で仕事をさせていただく。そういう面に接する機会が多いので、非常にありがたい。ましてや勢いのある弥彦にご縁をいただいたのは非常にありがたい」と弥彦村に尽くすことはもちろん、自身の成長の場にもなるはずと新天地の舞台に上がれることに感謝している。


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