社会福祉法人桜井の里福祉会(佐々木勝則理事長・新潟県弥彦村麓)は、同法人が運営する「特別養護老人ホーム分水の里」向かいの「分水健康福祉プラザ」(燕市新堀)内に4月から開設している「みんなの居場所〜ふらっと〜」で26日、27日の2日間、オープニングイベントを行っている。
分水健康福祉プラザは、1994年に建設された旧分水町保健センターの土地と建物を2015年から桜井の里福祉会が無償譲渡を受けてデイサービスを運営してきた。
昨年、デイサービス事業を閉鎖し、入居していた燕市社会福祉協議会分水支所も移転したのに伴い、全面改修を行った。そのデイサービスを行っていたスペース約400平方メートルを燕市分水地区地域包括支援センターも併設した「みんなの居場所〜ふらっと〜」に充てた。
誰でも無料で自由に利用できる。毎週金曜は休館日だが、祝日なら開館し、午前9時から午後4時半まで開館する。学校から帰った子どもたちが使う学童クラブのようにも利用でき、高齢者が集ったり、おむつ交換や授乳ができるベビールームやキッズスペースもあるので幼児を遊ばたりと、さまざまな用途に使える。
デイサービスで使っていた厨房を使って5月から毎月第4日曜に高校生以上1人300円で昼食を提供する「地域食堂〜ふらっと〜」をスタート。電話(0256-78--8333)のほか、LINEでも利用予約を申し込めるようする。
運営に必要は経費や人手はすべて桜井の里福祉会が負担する。地域の人たちが自由に集まるコミュニティーの場にしてもらうのがねらいで、ほかにも建物の別の場所には、地域住民が無料で使える会議室も設置した。
また、2階部分は桜井の里福祉会が行っている配食サービス「さくらい◇ダイニング」の拠点になる。夕食の手作り弁当を1食650円で365日、家まで届けるサービス。燕市分水地区、弥彦村、新潟市岩室地区を対象に平日で130食、日曜で100食を届けている。
「みんなの居場所〜ふらっと〜」をはじめとしたサービスを広く知ってもらおうと、26日、27日とイベントを行っているもので、バルーンアート、クイズラリー、子ども縁日、配食サービスの試食会、キーホルダー作り、燕市防災テントの設置などを行っている。
27日は午前11時半から午後2時まで燕三条エフエムのパーソナリティー、さとちんさんが登場するので、この機会に足を運んでほしいと来場を呼びかけている。27日は午前10時から午後3時まで、入場無料。