コシヒカリ1等比率が0.9%から86.1%へV字回復 えちご中越現況報告会で (2024.10.9)

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新潟県長岡市・JAえちご中越(経営管理委員会・吉田文彦会長)は、管轄する県央地域の三条市、加茂市、田上の3市町を含む中越地方8市町村でことし収穫したコメ「えちご中越米」の現況報告会を8日、長岡市で開いた。主力品種のコシヒカリの1等米比率は10月2日現在で例年並みの86.1%となり、史上最低だった昨年の0.9%と悲願のV字回復を成し遂げた。

えちご中越米現況報告会
えちご中越米現況報告会

報告会には消費者団体や卸業者など約30人が参加。JAの担当がことしのコメの栽培概況を報告したあと、農産物検査員によるコメの検察実演と解説、食味分析計による食味値測定、コシヒカリ、こしいぶき、新之助、葉月みどりの4品種を試食、食べ比べした。

品種名 検査等級 6年産 5年産 品種名 検査等級 6年産 5年産
コシヒカリ 1等 86.1% 0.9% 新之助 1等 98.0% 95.1%
2等 13.4% 14.5% 2等 1.8% 4.8%
3等 0.5% 77.6% 3等 0.2% 0.1%
規格外 0.0% 7.0% 規格外
こしいぶき 1等 91.3% 10.9% 五百万石 1等 93.7% 5.5%
2等 8.4% 79.1% 2等 6.3% 87.5%
3等 0.2% 9.7% 3等 0.0% 7.1%
規格外 0.2% 0.3% 規格外 0.1% 0.0%

昨年は猛暑などの影響でコシヒカリは過去最悪の品質低下に見舞われた。3等と規格外が84.6%に達し、昨年の現況報告会の試食では、見た目は一部が白かったり、形が悪かったりするコメばかりだったが、食味は1等米と変わらないという結果だった。

試食
試食

品質低下をフォローするような声が相次ぎ、言い換えると検査の存在意義が揺らぐような状況だった。とはいえ昨年のコメは消費者からはあまりおいしくないという声が目立ったのも事実だ。

ことしは自信満々の報告会。昨年のコメと比べると見た目は素人にもはっきりわかるほど違った。実演検査でも新潟県では6.0%以下がいちばんおいしいとされるタンパク質は5.3%と軽々とクリアした。

吉田会長
吉田会長

吉田会長は「ことしはいいと思いますよ。昨年はあまりにひどかったので。びくびくしながら試食してもらった。ことしは品質は最高で、問題ない。食べたけど食味も十分に平年並み以上です」と言い、「ことしのえちご中越米は、最高のでき。ぜひ皆さん食べてくさい」とアピールした。


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