塗装工事の新潟ペイント工業(資本金700万円・新潟県新潟市中央区親松)は、11月1日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。今後、自己破産を申請する見通しで、負債は23年7月決算期末で約1億5000万円。
帝国データバンク新潟支店の調べでは、同社は2011年8月に設立された塗装工事業者。主に一般住宅や集合マンションなどの外壁や屋根の塗装工事を手がけ、案件の調査や診断から塗装、アフターサービスまで一貫して請け負う体制を整えることで、工事の品質の高さには定評があった。19年7月期には年売上高約1億4700万円を計上していた。
しかし、その後は慢性的な業績不振が続き、刈り入れも負担も重く、23年7月期には年売上高1億0600万円を計上していたものの、毎期の欠損計上により債務超過に陥っていた。