使わなくなったアクセサリーを世界のこどもたちのワクチンにと、新潟県三条市でチタンアクセサリーを企画製造販売するレジエ株式会社(浅野良裕代表取締役・新潟県三条市南新保)は2月に試験的にアクセサリーを回収する取り組みを行う。
2月3日(月)から28日(金)まで土、日曜を除く毎日、午前10時から午後5時まで回収を店頭で受け付ける。15日だけは土曜でも受け付ける。回収は同社の製品に限らず他社のアクセサリーでも構わないが、壊れていないもの。回収費用は無料で予約は必要ない。アクセサリーを回収させてもらった人にはレジエの店舗で使える割引きクーポン券をプレゼントする。
回収したアクセサリーは、不要品を海外で現地販売して売り上げの一部をワクチンの寄付などに充てている「リボーンプロジェクト」(運営:株式会社GoodService)を通じ、認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)からミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの子どもたちにワクチンを届ける。
代表取締役の浅野良裕さん(42)は、以前から使わないアクセサリーを家に眠らせておくのはもったいない、何か社会貢献に役立てられないかと思っていた。
三条市内でも行われているはし供養のアクセサリー版も考えたが、寄付活動につなげようとネットでリボーンプロジェクトの取り組みを知った。 SDGs(持続可能な開発目標)の意味でもアクセサリーの回収と寄付活動を行うことにした。
「2月は試験的にやってみて好評なら1年を通じて回収できるようにしたい」と浅野さん。「どれくらい反応があるか検討がつかないが、ひとりでもアクセサリーを持ってきてくれれば。こういう取り組みをしている会社があることを知ってもらったり、子どもたちに何ができることを考えるきっかけになればうれしい」と話している。問い合わせは同社(0256-34-9150)。