燕三条JCが初めて歴代理事長やOBも招き150人余りが出席した5年ぶりの賀詞交歓会 「歴代が紡いできた燕三条の歩みを止めず未来に継承」を形に (2025.1.30)

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新潟県燕三条地域の一般社団法人燕三条青年会議所(齋藤和也理事長・会員)は29日、燕三条ワシントンホテルで賀詞交歓会を開いて新体制をスタートした。賀詞交歓会の開催は5年ぶり。初めて歴代理事長にも出席を求め、第29代となる齋藤理事長(37)が掲げたスローガン「Connecting the Dots 〜点と点を結び新たな未来を切り開きましょう〜」をさっそく形にし、あらためて燕三条JC設立の根幹である燕市と三条市の合併に向むけた事業構築を宣言した。

歴代理事長やOBを招き150人余りが出席して開かれた燕三条青年会議所の賀詞交歓会
歴代理事長やOBを招き150人余りが出席して開かれた燕三条青年会議所の賀詞交歓会

会員45人と1997年に燕JCと三条JCが合併、燕三条JCが発足して以来の歴代理事長やOB、来賓110人の150人が出席し、創立20周年記念式典以来かと思うほど4盛会となった。歴代理事長には、齋藤理事長が直接、出向いて賀詞交歓会を案内し、出席申し込みもその場で取り付けた。

賀詞交歓会は出席者にとってことしがいい年になるよう齋藤理事長が京都の稲荷(いなり)伏見大社で千本鳥居を駆け抜ける動画を上映して開会した。

あいさつで齋藤理事長は、自身が2013年に入会したときに合併による燕三条市の実現に向けて誕生した団体だと聞き、今もそれを変わらずやり続けていると話した。

齋藤理事長
齋藤理事長

一方で市境には三条市立大学や新潟県央基幹病院ができ、合併はもういいのではないかという声も出てきているが、合併はひとつの手法だと考えている。

しかし人口減少、後継者不足、経済の低迷などいろんな問題があり、「やはり行政が一丸となって取り組むなかで合併がひとつの手法として認識されることの重要性は今後、出てくるんじゃないかと切に僕は願って1年間の事業構築をさせていただいた」と自身の手で合併に向かって取り組む考えを示した。

集合写真
集合写真

続いて歴代理事長が掲げたすべてのスローガンを散りばめた思いを文章にして語った。これもことしの点と点を結ぶというスローガンにあわせたもの。今の燕三条JCがあるのは先輩のおかげであり、それと地続きに今がある。

「皆さまの培ってきた道が今ここにつながり、今のメンバーにつながっている。我々は皆さまが残してくれたものをしっかりと継承して、30年、40年、50年、その先の100周年まで燕三条青年会議所を残し、あのときの行動、先輩たちの動きのひとつひとつが今の燕三条になってるんだと未来の子どもたち世代に言われることを目指して活動してまいりたい」、「先輩たちにいただいたものに恥じないように私たち現役世代が頑張っていく」と決意を表明した。

国定衆院議員
国定衆院議員

来賓祝辞で国定勇人衆院議員は、三条市長としてかかわった2018年に英国・ロンドンで開かれた「燕三条 工場の祭典」とのコラボレーションによるジャパン・ハウス ロンドンの企画展で、燕三条地域の圧倒的な情熱性と革新性、何よりも開拓者精神が深く心に刻まれていると振り返った。

「燕三条地域が世界に冠たるものづくりを中心とするまちとして、世界中の人々から、あこがれと羨望(せんぼう)のまなざしで見てもらえるようなまちをつくるのは、皆さん。ことし1年、齋藤理事長のもと、さまざまな事業を完遂していただき、私たちのこの燕三条地域をさらに輝かしいものにしていただければ」と期待した。

滝沢三条市長
滝沢三条市長

滝沢亮三条市長は今春、初めて三条市立大学を卒業する74人は、就職予定の62人のうち9人が燕三条地域に就職を予定していることを紹介した。

地元企業は、規模は小さくてもオンリーワンの企業であることを自信をもって伝えてほしいと求め、「燕三条青年会議所の皆さまは学生とも世代が近いので、ぜひともこれまで以上に大学への、学生へのコミットメントをよろしくお願いする」と述べた。

鈴木力燕市長代理で燕市産業振興部の柄澤兼二部長は、地域経済は正常化に向かう一方、地震や世界情勢の影響で不透明感が続き、企業はDX・脱炭素対応や原材料高騰、賃上げなどの課題に直面しているが、「持続可能な発展を地域の実現に向けて、地域社会の未来を担う皆さまには引き続き地域の発展への力添えをお願いする」と求めた。

燕市産業振興部の柄澤部長
燕市産業振興部の柄澤部長

本間芳之弥彦村長は長岡JCを卒業して27年になり、「貴重な5年間だった」とJC時代を振り返った。弥彦村の観光地しての魅力をアピールし、「燕三条青年会議所の会員がそれぞれのまちの皆さまと横と縦のつながりが大きなマグマとなって新潟県を突き動かすのではないか」と大きな役割を果たすことに期待した。

本間弥彦村長
本間弥彦村長

乾杯のあいさつで三条市立大学のアハメド・シャハリアル学長は、松尾芭蕉の「不易流行」の言葉をひもとき、「伝統を守る必要も、流行を取り入れる必要もある。伝統をすべて失って流行ばかり追うわけにもいかないし、流行を取り入れないで伝統をずっと守り続けるのも良くない。これをうまく仕分けしている地域がここだと、この4年間で確信している」。

シャハリアル三条市立大学長
シャハリアル三条市立大学長

「私はこの大学が地域密着型ではなく地域装着型の大学にしたいと思っている。ビルトインという意味。なくてはならない存在までもっていきたいと思っている」と思いを話し、協力を求めた。

乾杯後は、ことしの活動紹介やこの日のために製作し曲を披露するアトラクションもあった。齋藤理事長は「今年度のスローガンの通り、今まで歴代が紡いできた燕三条の歩みを止めず、未来にも継承していけるように1年、邁進していく。事業内容はエンターテインメントにちなんだ事業、人間力向上の事業、世界へ羽ばたくグローバルの事業、組織の活性化、会員の増強の事業、この4本の柱で1年間、活動していく。私が理事をやるからには、燕三条が変わるとみんなが言ってくれるような1年にしたい」と力を込めた。

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