2月14日の「バレンタインデー」に向けて新潟県三条市の金属加工会社が製造する黒染めのカップに洋菓子店のチョコレート菓子を組み合わせたバレンタインギフト「燕三条スイーツカップ」が誕生。期間限定で予約販売の申し込みを受け付けている。
株式会社テーエム(渡辺竜海代表取締役社長・金子新田)が企画し、洋菓子店「パティスリールーツ」(更科賢祐代表・須頃1)とコラボレーションした。
テーエムは金属の表面を化学変化で黒くする黒染めする処理を得意とする。2018年に立ち上げた黒染めのブランド「96【KURO】」として販売している、いずれもステンレスを黒染めしたスリーブカップとマグカップにルーツのチョコレート菓子を組み合わせた。
スリーブカップはフェルトを巻いたカップで、スリーブは7色のバリエーションがある。ルーツが23年に発売した「ツバメサンンジョーチョコレート」とのセット(5,910円)とオランジェットと干し柿チョコレートとのセット(5,679円)を用意した。
マグカップも「ツバメサンンジョーチョコレート」とのセット(5,360円)とオランジェットと干し柿チョコレートとのセット(5,129円)をラインナップ。2月7日締め切りでオンラインショップで予約を受け付けており、10日に一斉発送する。
ルーツでも2月1日からスリーブカップボンボンショコラ4個入りのスリーブカップ(5,990円)とマグカップ(5,440円)を店頭販売する。
テーエムは「96【KURO】」でカトラリーやアウトドア関連商品を展開する。贈り物に選ばれることが多く、バレンタインデーに向けて地元の洋菓子店とコラボできないかとリサーチし、ルーツが目に止まった。
ルーツの「ツバメサンジョーチョコレート」は、燕三条地域で生まれる金属加工製品を板チョコとパッケージにデザインし、燕三条の土産に人気だ。
地産地消地使用にもこだわっている。洋菓子に使う材料はもちろん、調理器具もできる限り燕三条製品を使う「地使用」にこだわっている。これまでルーツとは接点がなかったが、コラボを快諾してくれ、ルーツと相談してセットにする商品を決めた。
渡辺社長は「ケーキを食べるための黒染めのフォークも考えましたが、バレンタインデーならカップがいいかなと。カップルでチョコレート菓子を食べながら黒染のカップでコーヒーを飲んで過ごしてほしい」と2人の特別な日を応援している。問い合わせはテーエム(0256-33-1200)へ。