燕三条JC歴代理事長すべてのスローガンを紡いだ齋藤和也理事長のあいさつ (2025.2.1)

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新潟県燕三条地域の一般社団法人燕三条青年会議所の賀詞交歓会が1月29日、開かれた。第29代齋藤和也理事長(37)は、歴代理事長のスローガンを散りばめた文章に思いを込めてあいさつした。

燕三条青年会議所の賀詞交歓会であいさつする齋藤理事長
燕三条青年会議所の賀詞交歓会であいさつする齋藤理事長

燕三条青年会議所は、燕市と三条市の合併を目指し、それに先駆けて自ら合併しようと1998年、燕市の燕青年会議所と三条市の三条青年会議所と合併して誕生した。

理事長任期は1年でこれまで27人が理事長に就いた。年初にスローガンを掲げて1年間の活動に取り組む。その27人分のスローガンをすべてあいさつに入れ込んだ。

歴代理事長のスローガンをリストにして当初、AIのChatGPTで生成したがまともな文章にならず、結局、1カ月かけて齋藤理事長が自力で作成した。

燕三条青年会議所の賀詞交歓会で
燕三条青年会議所の賀詞交歓会で

齋藤理事長が掲げたスローガンは「Connecting the Dots 〜点と点を結び新たな未来を切り開きましょう〜」。Appleの創業者、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチが元ネタになっている。

"You can't connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards."

「将来を見据えて点をつなぐことはできない。過去を見てつなぐことしかできない」といった意味だ。

燕市と三条市の合併を起点に、歴代理事長をはじめ会員が点と点をつないできて、地続きで今の燕三条青年会議所、齋藤理事長がある。その延長線上にこれからの燕三条青年会議所を築いていく。

京都・伏見稲荷で千本鳥居を駆け抜けた齋藤理事長の動画上映
京都・伏見稲荷で千本鳥居を駆け抜けた齋藤理事長の動画上映

決意をスローガンをつむぎ直して表現した。少なからず会員の心に響いたはずだ。あいさつの全文は次の通り。【】内が歴代理事長のスローガン。

齋藤和也理事長のあいさつ全文

新春の候、皆さまにはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。本日はお忙しい中、「2025年度 燕三条青年会議所 賀詞交歓会」にご参集いただき、誠にありがとうございます。また、日頃より当会議所の運動に対し、多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

私は2025年度 理事長を拝命いたしました齋藤 和也でございます。本年度は「Connecting the Dots 〜点と点を結び新たな未来を切り開きましょう〜」をスローガンに掲げ、ここ燕三条のまちに新たな可能性を見出し、進化を恐れず挑戦し続ける1年としたいと考えております。

近年、社会はデジタル化やグローバル化、さらには自然災害やパンデミックといった予測困難な変化の波にさらされ、私たちのライフスタイルや仕事、地域社会のあり方は大きく揺れ動いております。この燕三条地域も例外ではなく、人口減少や経済の停滞など、多くの課題が顕在化しています。

しかし私たちは青年としての存在意義の確立。を図りつつ、【実践躬行 〜はたすべき青年としての使命〜】を胸に、果敢に行動を重ねてまいります。その際には、硬直した発想にとらわれることなく、【新しいJC創造のためのパラダイム転換。】を意識し、【OPEN INNOVATION LAB】の名前の通り会を開けた学び舎とし取り組みを通じて、地域に新しい風を吹き込んでいきたいと考えております。

振り返れば、私たち燕三条青年会議所は、【ぼくらの第一歩が地域(まち)の未来を創造る。】という決意のもとに活動を開始し、絶えず【変革 そして 確かな明日へ。】と歩みを進めてまいりました。その道程では、いつも【本質を直視した前向きな行動をしよう。】という姿勢を大切にし、【<GO FOR IT!> 行動 進化 挑戦。】の精神を忘れず、一つひとつの壁を乗り越えてまいりました。

さらに、【衆力功あり。】という言葉から学んだように、チームとして力を結集し、【威風堂々。】と地域のために奮闘し、多くの市民の皆さまに【感謝、感動、創造。】の場を提供してまいりました。ときには自身の限界に挑むことを恐れない行動こそが、地域を前進させる道であると信じておりますし、そうした努力は【義理、人情、浪花節。】にも通じる、人情味あふれる地域文化の継承にも欠かせないものだと確信しております。

今を生きる私たちは、【今を生きる我々が、より強く、よりおもいやりをもって、生きていくために、先人の歩みを学び、感謝する。】という気持ちを忘れず、仲間との「出会い」と「元気」に支えられながら、日々、新しい一歩を踏み出してきました。なぜなら、どのような時代や環境にあっても、志あるところに道あり。と信じ続けるからこそ、次なるステージへの活路が開けると考えるためです。

また、私たちが掲げる使命は地域に留まりません。【Nobles oblige(ノブレスオブリージュ)】を胸に、あらゆる人々と手を取り合い、変化を恐れずに【変化、そして挑戦。】を繰り返すことこそ、青年世代の責務であると考えます。ときには大胆な発想が必要とされ、【〜情熱は常識を超える!〜】の通り、情熱が常識の壁を破る推進力となってきました。私たちは、この情熱を原動力として、【FUN⇔ACTION。】を両立させながら、楽しむ心と行動力をもってまちを盛り上げてまいります。

もちろん、そのためには自らを成長させる努力が欠かせません。たとえば【修練は真の友情の礎。】とあるように、学びと挑戦を通じて深める友情や絆こそ、強固な組織を築く源泉であります。また【調和と情熱。】を大切に、多様な人々や価値観を受けとめ合いながら事業を進めることで、まちに根ざした豊かな連携が生まれます。そして【常在戦場。】の意識をもって、いつ何時でも挑戦を続け、【万事全力。】で地域の未来に向かって邁進していきます。

本年度、私たちは大きな飛躍の年と位置づけ、従来から大切にされてきた【Renovation 〜継承と革新と〜】の精神を改めて胸に深く刻み、燕三条の未知なる可能性を開拓してまいります。この言葉は、長年にわたって培われてきた伝統を尊重しながらも、【変わらないために 変わり続けること GIVE & GIVE 人のために誠を尽くして決して恩に着せぬこと 強く優しくあるために。】の精神を忘れず、一層広い視野と革新的なアイデアを取り入れていこうとする姿勢を示すものです。

そして、こうした取り組みの先に見出されるのが、まさに【存在意義の確立。】であると私たちは考えております。燕三条青年会議所として、自分たちにしかできない役割を自覚し、世の中へ価値を届けるーーそのためにも、継承と革新を両立させながら、次のステージへと活動を進化させていく所存です。

一生懸命。】という言葉に象徴されるように、私たちは熱い思いと力強い行動力を持って進み続けています。「Connecting the Dots 〜点と点を結び新たな未来を切り開きましょう〜」というスローガンのもと、これまで受け継がれてきた無数の“点"を繋いでいくことで、大きなうねりを生み出し、まち全体を巻き込むイノベーションへと発展させることができると確信しております。

結びに、本日ご列席の皆さま方には、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。私たちの歩みは、小さな一歩かもしれません。しかし、常に仲間や地域を思いやる姿勢こそが、より強固で持続可能な燕三条の未来を拓く鍵となるはずです。先人から受け継がれた知恵と情熱、そして「出会い」と「元気」を糧に、これからも私たちは【限界突破。】を目指して突き進んでまいります。

今年一年が皆さまにとりましても、そしてこの燕三条のまちにとりましても、大きな飛躍の年となりますよう、心よりご祈念申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

歴代理事長スローガン
年度 理事長 スローガン
1998年 初代
2
本間 哲則 ぼくらの第一歩が地域(まち)の未来を創造る
1999年 3 荒澤 威彦 変革 そして 確かな明日へ
2000年 4 松縄 嘉彦 本質を直視した前向きな行動をしよう
2001年 5 須佐 直樹 <GO FOR IT!> 行動 進化 挑戦
2002年 6 山田 眞一 新しいJC創造のためのパラダイム転換
2003年 7 杉野 真司 衆力功あり。
2004年 8 韮澤 拓 威風堂々
2005年 9 渡辺 雅之 感謝、感動、創造
2006年 10 丸山 光博 一生懸命
2007年 11 小林 吾郎 今を生きる我々が、より強く、よりもいやりをもって、生きていくために、先人の歩みを学び、感謝する
2008年 12 嘉瀬 一洋 志あるところに道あり
2009年 13 長谷川 直哉 「Nobles oblige」〜果たそう我々の使命を!〜
2010年 14 梨本 次郎 〜情熱は常識を超える!〜
2011年 15 落合 孝夫 「出会い」と「元気」
2012年 16 五十嵐 利行 万事全力
2013年 17 早川 滝徳 変化、そして挑戦
2014年 18 加藤 将利 限界突破
2015年 19 石黒 良行 義理、人情、浪花節
2016年 20 相場 健一郎 OPEN INNOVATION LAB 新たな価値を襷に刻む
2017年 21 関 義実 変わらないために 変わり続けること GIVE & GIVE 人のために誠を尽くして決して恩に着せぬこと 強く優しくあるために
2018年 22 本間 隆之 常在戦場
2019年 23 神田 晃 Renovation 〜継承と革新と〜
2020年 24 知野 学 存在意義の確立
2021年 25 川上 勇太 実践躬行 〜はたすべき青年としての使命〜
2022年 26 吉田 鉄平 FUN⇔ACTION
2023年 27 野崎 寛行 調和と情熱
2024年 28 結城 義博 修練は真の友情の礎
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