「節分」の2日、新潟県田上町羽生田の土生田(はにゅうだ)神社(高橋勝之宮司)で節分祭を行い、137人が参拝して拝殿はぎゅうぎゅうの大盛り上がりだった。
10年ほど前から毎年、行っていたが、新型ウイルスの流行で3年間休み、昨年、再開した。昨年は50人ほどの参拝があったが、ことしは拝殿に入りきらないほど大勢が訪れた。
高橋宮司が鬼を追い払う節分追儺(ついな)祭を行ったあと、豆まきと福引きを行った。国定勇人衆院議員も参加して豆まきでは裃(かみしも)を着て参拝者に落花生や菓子をまくと、赤と青の3匹の鬼が登場。金棒で参拝者の頭をなでてお払いした。
商品券やクオカードなどが当たる福引きでは、国定氏がピンポン玉のくじを引き、一喜一憂。好天にも恵まれて春を呼ぶ節分をたっぷり楽しんでいた。
土生田神社の境内は、蒲原一帯に展開する黒鳥兵衛(ひょうえい)伝説に出てくる羽生田周防守の館跡とも伝えられる。小字名は諏訪平で、かつて諏訪神社がまつられていたが、1874年(明治7)年に字八幡から土生田神社が移され、合社された。