新潟県長岡市がホームタウンの男子プロバスケB3・新潟アルビレックスBBのスポンサーの総合金物卸商社・株式会社坂謙(坂井謙介社長・三条市嘉坪川1)が間を取りもって5日、三条市立第二中学校バスケットボール部を対象に新潟アルビBBのバスケットボール教室を開いた。
新潟アルビBBから講師に派遣されたのは、元日本代表のSG川村卓也(かわむら たくや)選手(38)と鵜澤潤(うざわ じゅん)ヘッドコーチ(43)。バスケ部の1、2年生の男子12人と女子6人が参加し、バスケ部の希望でシュートの技術を中心に指導した。
川村選手はシュートのポイントとして、「アーチを出すためにしっかりひざを曲げて手首を返すこと」とアドバイスし、実際にシュートを打って見せながら説明した。
悪いシュートの形も話ながら実演して見せたが、おもしろいようにボールがリングに吸い込まれ、部員はぽかんと口を開けて見入っていた。「リングは動かないんだから、しっかりリングに手を向けて」と考え方も伝えた。
アドバイスに従って部員もシュートを繰り返したが、頭ではわかってもすぐに思い通りに体を動かせるわけではなく、川村選手から修正するポイントを教えてもらってそこを意識しながら練習を繰り返した。
坂謙は包丁やアウトドアナイフを製造する別会社のブランド「剣謙心(つるぎけんしん)」の露出を高めようと、5年以上前から新潟アルビBBのスポンサーになっている。新潟アルビBB公式マスコットキャラクター「アルード」の胸に剣謙心のロゴをつけ、試合では坂謙と剣健心の連名で掲示される。
新潟アルビBBが地域貢献の一環で長岡市をはじめいろいろな地域で教室を開催したい意向を聞いていた。三条市で開催することがあれば協力を申し出ており、今回は三条市で開きたいということで、坂謙の近所にある第二中との間を取りもって初めて実現した。
坂謙の坂井社長は「来シーズン以降も三条市で教室をやってみたいという話があれば、学校を変えて実現できればいい」と話していた。
また、16日に長岡市で開かれる新潟アルビBBの公式戦に坂謙が第二中の部員、新潟アルビBBがその保護者を招待して約50人が観戦する予定だ。