三条市総合福祉センターに食堂が復活 「地域活動センターさんじょう社協」が運営する激安ランチの「ともだち食堂」オープン (2025.2.6)

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新潟県三条市の総合福祉センターの空いていた飲食スペースが復活。「ともだち食堂」が5日、オープンした。障害者福祉を目的とした営業なので、すべてのメニューがワンコインの500円以下。物価高騰のなか激安ランチとしても喜ばれそうだ。

「ともだち食堂」の開店セレモニー
「ともだち食堂」の開店セレモニー

正面玄関を入って右手のコーナーで営業を開始した。土、日曜を除く毎日午前11時半から午後2時までのランチ営業。毎月第1火曜も休む。

券売機で食券を買って利用する。水、木、金曜に10食限定販売の日替わり定食がいちばん高くて500円。うどん、そばは、それぞれかけ200円、天ぷら400円。カレーライス300円、豚汁150円のほか、タマゴ、磯辺揚げ、コーヒー、パックジュースを用意する。

メニューは多くないが、給食調理を仕事にしていた調理師1人を採用して調理を担当。安くても味は折り紙付きだ。

さっそくにぎわう食堂
さっそくにぎわう食堂

運営するのは三条市社会福祉協議会(外山迪子会長)が2022年から三条市から受託している「地域活動支援センターさんじょう社協」。障害者の居場所づくりとして総合福祉センターに開設し、S字フックの加工作業で利用者に工賃を支払っているほか、センター内の装飾づくりやレクリエーションなど行っている。

ともだち食堂をオープンしたスペースでは以前、三条市身体障害者福祉協会が「喫茶ひまわり」を営業。軽食を提供していたが、12年ほど前に撤退した。

三条市社協では、地域活動支援センターの受託を契機に地域活動支援センターの利用者が積極的に地域とかかわり交流してもらえる場にできないかと食堂の復活を目指し、環境を整備してようやく実現した。

激安なメニュー
激安なメニュー


利用者12人が交代でフロアスタッフを務め、給仕、接客を担当。作業工賃も支払われる。ほかにも有償ボランティア3人、職員3人で回す。

初日5日は、関係者や総合福祉センターの利用者ら約70人が集まってオープンセレモニーを行った。三条市社協の西堀ヤウさんは「メニューはそんなに多くないが、ワンコインで満足できる内容を考えていく」とあいさつした。

滝沢亮市長は「障害のある人の居場所づくりや障害のある人と地域社会とのさらなる交流を期待し、応援する」、利用者代表で長谷川豊明さん(52)は「楽しんで食べて、素晴らしい食事をしてほしい」と話し、滝沢市長と長谷川さんでひもを引いてくす玉を割ってオープンした。

豪華な花輪も「地域活動支援センターさんじょう社協」の利用者らの手作り
豪華な花輪も「地域活動支援センターさんじょう社協」の利用者らの手作り

さっそくカレーライス豚汁を食べた滝沢市長は「しっかりとした具もタマネギ、ニンジン、肉とたくさんあってすごく食べ応えがある」と好評価。総合福祉センターで卓球で汗を流した男性のグループは「甘口でもないけど、あんまり辛くなくておいしい。また卓球した後にね」、「わたしたち年金暮らしにはありがたい」と喜んだ。

豚汁などを食べた女性は「私が作るのもおいしいどけど、これもおいしい。キノコが入ってたりさ」と自分の料理の参考にもしていた。

「ともだち食堂」を継続できるかどうかは、どれだけ利用があるかにかかっている。総合福祉センターは年間約7万5千人の来館者があり、来館のついでや気軽にランチを食べられる場所として大勢の利用に期待している。

三条市総合福祉センター

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