新潟県燕市燕地区の店舗が加盟する協同組合燕市商店街連合会(相場純夫理事長)の毎年恒例の売り出し「天神講まつり」が7日、始まった。ことしは連合会の公式キャラクター「燕太(えんた)くん」のステッカーを作成して23日までの売り出し期間中、参加店で配布している。
学問の神さま、菅原道真の命日の2月25日は、各地で子どもたちの健やかな成長や学業成就を願う伝統行事「天神講」が行われている。
燕市では菓子店が菅原道真などをかたどった粉菓子や金花糖を販売し、天神講で床の間に菅原道真の掛け軸と一緒に供える全国的にも珍しい伝統がある。
燕市は2011年に鈴木力市長が市長に就任して以来、天神講菓子のPRに取り組んでいることから、それを連合会でも支援しようと毎年、天神講まつりを開き、ことしで12回目。燕地区の23店が参加している。
参加店は、買い物1,000円ごとに応募券1枚を発行。応募券に必要事項を記入して参加店や事務局の燕商工会議所に置く応募箱に投ずると抽選で参加店で使える商品券が当たる。
27日に抽選を行い、特賞3万円分1本、1等1万円分10本、2等3,000円分50本、3等1,000円100本の計161本の当選者を決める。昨年は応募が前年の5%以上も増えて8,175枚の応募があった。
燕太くんステッカーがことしの目玉。デザインは、燕太くんがひげをたくわえ、冠を着けて菅原道真にふんした姿を作者のデザイナー、シマダマサノリさん(32)が描き下ろした。
「合格祈願」の文字も入れ、縦5センチ×横4センチのステッカーにし、地元の戸隠神社でお参りした。参加店で配布し、好評。参加店で買い物をしてステッカーも持ち帰ってほしいと来店を呼びかけている。問い合わせは事務局の燕商工会議所(0256-63-4116)参加店は次の通り。
■天神講まつり参加店