燕市産業史料館(新潟県燕市大曲)は、1月10日(金)から「刀剣の世界展」を開いているが、会期を3月2日(日)までとしていたところ好評につき2週間、延長して3月16日(日)まで開く。
燕市在住の愛刀家で日本美術刀剣保存協会会員の十河浩(そごう ひろし)さん(64)が収集した32振りにのぼる平安時代から江戸時代の刀剣をはじめ、鞘や鐔(つば)などの 拵(こしらえ)、資料など24点を展示している。
愛刀家はもちろん、人気が続く刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞」に登場する作者が打った刀剣もあるので、若い女性を中心としたゲームファンの来館も多く、幅広い層の人たちが鑑賞している。
1月10日から2月20日までの6週間で2,791人が来館した。昨年2月2日から3月17日まで6週間余り開いた「キセルとパイプ展」は、1,872人で、ほぼその5割増しの人気だ。
毎週のように日曜に十河さんによる展示解説会を開いているが、寒波に見舞われた前回2月9日でも50人が参加している。「刀剣の世界展」が終わって次の企画展「第46回燕手仕事展」が始まる4月25日まで1カ月半以上の間隔もあることから、人気に応えて会期の延長を決めた。
会期を延長しても展示品の追加や展示解説会の追加開催はない。このあとの展示説明会は2月23日(日)と3月2日(日)にいずれも午後2時から3時まで開く。
開館時間は午前9時から午後4時半まで。月曜は休館日で、月曜が祝日なら翌火曜に休館。入館料はおとな400円、小・中・高校生100円、市内小中学生と付き添いの保護者1人は無料。ミュージアムパスポート提示で土、日曜と祝日は無料。問い合わせは燕市産業史料館(0256-63-7666)。