新潟県三条市は2011年にデマンド交通を開始し、「デマンド交通ひめさゆり」と「のるーとさんじょう」 を毎日、運行しているが、4月1日から医療機関の休診日で利用が少ない日曜と祝日の運行を廃止。あわせて「のるーとさんじょう」コールセンターの予約も日曜と祝日の運営を廃止する。
いずれも平日と土曜だけの運営となる。「のるーと」のスマホアプリやLINEでは、4月1日以降も24時間いつでも予約できる。
デマンド交通の利用目的は、高齢者の通院が多く、全体の利用の半分ほどを占める。そのため平日と土曜は1日200人ほどの利用があるが、医療機関の休診日の日曜と祝日の利用者は40〜50人ていどにとどまり、運行にかかる費用対効果が課題となっていた。
加えて日曜と祝日は家族などの送迎やタクシーの利用も可能なため、今後も利用需要は多くないと考えられることから廃止を決めた。
三条市は2011年6月から「ひめさゆり」の平日運行を開始し、2018年6月からから毎日運行に。23年10月から「のるーと」を毎日運行している。