有限会社ホテル十二屋(資本金300万円、妙高市赤倉)は、2月21日に新潟地裁高田支部より破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約9人対し約2,200万円の見込み。
帝国データバンク上越支店の調べでは、同社は 1991年10月に設立され、新潟県内有数の温泉地の赤倉温泉街で温泉旅館を営んでいた。スキー場利用客の宿泊でピーク時には年収入高約 3000万円を計上していた。
しかし、2008年以降、利用客の減少が続いたうえ、近年ではコロナ禍の影響により年収入高は2000万円を下回り、連続欠損を余儀なくされていた。
そうしたなか業績改善のめどが立たなかったことにより、2024年6月に従業員を解雇し、事業を停止していた。