新潟県三条市の三条看護・医療・歯科衛生専門学校(白倉政典学校長・上須頃)は7日、燕三条ワシントンホテルで卒業式を行い、3年制の看護学科37人、歯科衛生士学科35人と2年制の医療事務学科23人、1年制の医療事務・アシスタント学科1人の4学科の96人が巣立った。
昨年3月に開院した新潟県央基幹病院をはじめ地元の医療従事者の確保を目指して2020年に開校した専門学校。ことしの卒業生は、目と鼻の先にある県央基幹病院に看護学科から昨年と同数の6人が就職し、医療事務からも3人の就職が決まり、一定の所期の目的を達している。
卒業生は男性はスーツ、女性ははかまで出席。白倉学校長から卒業証書と医療専門課程、商業実務専門課程の専門士の称号授与書を受けた。
白倉学校長は式辞で「この道を進んだ目的をもう一度かみしめ、新たな目標、ともに学んだ仲間、先輩たちとともに、よりよい医療陣を目指す成長の歩みを続けてください」と求めた。
来賓の国定勇人衆院議員(代理)、県央基幹病院の遠藤直人病院長の祝辞、在校生答辞のあと、卒業生を代表して歯科衛生士学科の阿部陽夏さん(21)が答辞を述べた。
阿部さんは臨地実習をはじめ3年間の学校生活を振り返て学びを振り返って教職員や家族に感謝し、「ひとりひとり違う未来が待っているが、ここで過ごした日々を決して忘れない。私たちを支えてくれたすべての皆さまへの感謝を忘れず、責任をもって医療人として励んでいくことを誓う」と述べた。