新潟県田上町の梅林公園で16日から4月6日まで開かれる「田上うめまつり」にあわせて、田上町内の3店舗が調理するパン、総菜、スイーツがセットになったオリジナル「梅花ランチボックス」(税込み2,500円)を14日から「道の駅たがみ」で予約販売する。これまでの弁当をランチに変えて価格を下げ、若い層にも届くことに期待している。
コラボしたのは、テイクアウト専門のデリ&オードブル「パーティーキッチン ココ」(田上丙)の総菜、パン屋の「パン・ド・ネージュ」(羽生田)のパン、「山cafe一歩」(川船河)のスイーツ。それぞれが趣向を凝らしたメニューを詰めた16×16×4cmのペーパーランチボックス3つのセットだ。
「パーティーキッチン ココ」は、春を感じられるのは梅の開花なのかなと、地元野菜の護摩堂野菜のマリネのソースに田上のブランド梅「越の梅」を使った旬果甘味店ルコトの梅ジャムを少し入れた。ウメをほんのりと感じられるさわやかなマリネにした。
おとなと子どもが一緒に食べるシーンを想定して、それに鳥のオーブン焼きと鳥の唐揚げを組みわせる。鳥のオーブン焼きは新芽を感じられるようハーブを使った。鳥の唐揚げは子どもが好きな店の定番で、初めて作ったバーベキューソースに地元田巻農園のウメのシロップを加え、フルーツ感のあるソースを添える。
道の駅たがみに総菜を納品している「パン・ド・ネージュ」は、ピクニックの弁当を意識して華やかさがポイントにサンドイッチとバターロールをそろえる。サンドイッチにはさんだ野菜はニンジンなど紫やオレンジが入り、春っぽい彩りにし、みんなで食べれるような材料を使った。
ハムとレタスにフランスのニンジンを使ったサラダのキャロットラペ、紫キャベツ、定番のカツサンドを組み合わせた。バターロールは2つあり、一方はタマゴサラダ、一方はウインナーを丸々1本はさんだ。カツサンドは以外はふだんのメニューにないレアメニューだ。
フレンチトーストは店でワッフルと並ぶ人気。バニラエッセンスやタマゴ、生クリーム、三温糖でアパレイユ液を作ってバケットをひたしたあと、たっぷりのバターでローストし、さらにメープルシロップをかける。団子は白玉粉をベースに米粉、甘酒、豆腐で作り、花見にちなんで桜あんをかけ、桜フレークをちらし、梅パウダーをまぶす。2人で食べれば腹いっぱいになるボリュームのセットだ。
14日から4月6日までの金、土、日曜だけ、1日30食の数量限定の予約販売。引き渡しの2日までの予約が必要で、引き渡しは「道の駅たがみ」で午前11時から閉店までの間で時刻指定で受け付ける。
田上うめまつりに合わせた4年目の企画。花見弁当のイメージからこれまでは田上町の割烹が腕をふるった折り詰めの花見弁当を「道の駅たがみ」が中心となって企画してきた。
ことしは弁当からランチ、和食から洋食へと大きく方向転換。馬場大輔駅長(46)は「ことしはもっと気軽に入り口を広げてかわいく楽しく見せることはできないかと、それぞれの店に声をかけちゃった」と思いついた経緯を話した。
これまでの花見弁当は5000円くらいの価格設定だったので、購入者の層が限られた。「もっと購入層を広げたい、しかも若い層に届けたいという思いもあり、田上うめまつりに来た人が楽しい、来て良かったと思ってくれる大事なコンテンツになるだろうし、楽しい思いを家に持って帰ってもらってもいいし、食べながら田上のことを話してもらってもいい」と利用を待っている。
「梅花ランチボックス」の予約や問い合わせは道の駅たがみ(0256-47-0661)へ。