9日午前、新潟県燕市の老舗コーヒー専門店でぼやがあり、自力で消し止めたが従業員1人が軽いけがをした。
県警燕署の発表では、火事があったのは燕市吉田法花堂のサントス珈琲(コーヒー)店。午前10時ごろ、店舗1階の煙突から出火した。
従業員から119番通報があり、燕・弥彦消防が出動したが、従業員が消火器で自力消火したため、放水は行わなかった。自力消火にあたった従業員の60代男性が顔にやけどなどの軽いけがをして三条市内の病院に運ばれた。
火が出たのはコーヒー豆の焙煎(ばいせん)機の煙突。出火原因は調査中だが、煙突のなかにたまっていたすすなどが発火したようだ。
同店は創業50年以上になる老舗のコーヒー専門店。自家焙煎したコーヒー豆の販売も行い、今も根強い人気がある。