酒類販売の高橋節雄商店(資本金300万円、新潟県柏崎市柳橋町)は3月13日、新潟地裁長岡支部から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約39人に対して金融債務を中心に約8000万円の見込み。
帝国デーバンク上越支店の調べでは、同社は1956年9月に設立された酒類販売業者。日本酒を中心とした品ぞろえで柏崎市内の飲食店に営業基盤があり、ピーク時には年売上高8000万円以上を計上していた。
しかし、近年は大口取引先の撤退やコロナの影響による酒類需要の縮小により業績低迷が続いていた。こうしたなか、2024年9月期の年売上高は約4000万円に減少、債務超過に陥り資金繰りが限界に達したことから、2月28日に事業を停止していた。