4日午後、新潟県燕市の小関と東太田の境界付近の県道459号・桜町小池線で水道管の破裂が原因と思われる道路の隆起が発生し、原因確認の調査が行われており、それに伴って通行規制が行われ、断水も発生している。
道路が隆起したのは、三星金属工業の正面から延びる道路と県道459号が交わる角に河井機械がある信号機付交差点。午後2時過ぎに付近住民から水道の出が悪くなった、道路から水が噴き出していると相次いで燕・弥彦総合事務組合水道局に連絡があった。
水道局では現場へ向かい、水道管の止水栓3カ所を止めて水の流出を止めた。県道は道路を横断するように亀裂が入ったほか、県道の東側は数メートルに渡って道路側が隆起して歩道と段差ができ、段差は最大で13センチにも達した。周辺には水とともに噴き出した土砂が堆積した。
そのため午後4時現在、県道は緑町交差点から石塚乳業付近まで通行止めになり、それと交わる道路も一部で通行止めになっている。また、止水した影響で付近の7世帯ほどが断水している。
水道局では、これから県の立ち会いのもと道路を掘って原因を調査し、応急対策を講じるが、復旧や通行止めの解除に見込みは立っていない。
道路が隆起するほど圧力が高まったことから、漏水ていどではなく破裂した可能性が高い。また隆起した部分では最近まで老朽化した水道管の入れ替え工事が行われていた。