幼児から高校生を中心とした書道学習団体「書道研究銀河会」(総本部:埼玉県朝霞市)の新潟本部は5日、6日の2日間、三条東公民館で第6回書道作品展を開き、48人の241点を一堂に展示している。
宮内庁文書専門員で昭和天皇祐筆だった中島司有氏が1967年に現代書道研究所を創設。その内部団体のような形で同じ年に書道研究銀河会を創設した。今は佐伯司朗氏が本部長に就く。
全国各地に本部が広がる。新潟本部は、関川司晶(せきかわ ししょう・本名:早苗)さん(58)=三条市井栗2=を本部長に2004年にスタートした。関川さんは五泉市(旧村松町)。短大卒業後の20歳から24歳まで中島氏の内弟子となり、今は佐伯氏に師事する。
今回も湯島天神奉納書道展や銀河書道作品展の出品作品、書き初めや硬筆の作品などが並ぶ。顔写真も付けて小学生から高校生までの間に書いた作品を年代に順に並べたユニークな展示もあり、上達の過程や人となりもわかるようでおもしろい。
2022年の第50回記念銀河書道展で第三席毎日新聞社賞に輝いた増井晶仙(本名:花穂)さんの作品「三体千字文」を展示している。当時は高校生で今は三条看護・医療・歯科衛生専門学校2年生になっている。
関川さんは、少子化もあって書道をはじめ習い事をする子どもが減っていること憂う。「でも書道は日本の文化なので、やっていただければいいなと思うし、体験入学してくださるとうれしい」と書道に親しむ機会が増えることに期待している。
6日は午前10時から午後4時まで、入場無料。