6日から15日までの春の全国交通運動に合わせて新潟県燕市で4日、ことしも分水おいらん道中のおいらん役を1日警察署長に任命して出発式と街頭指導が行われた。
燕市交通安全対策協議会(会長・鈴木力燕市長)主催で毎年行っている。燕市分水地区で行われる分水おいら道中のおいらん役を1日警察署長任命も恒例。ことしの分水おいらん道中は13日に行われ、3人のおいらん役のうち信濃太夫の長谷川瑞姫(はせがわ みずき)さん(26)=燕市=を任命した。
協議会を構成する燕市、燕署、燕市交通安全協会や燕市と地方創生に関する包括連携協定を結んでいるヤマト運輸も含め50人ほどが参加した。市役所で行った出発式で水上署長から長谷川さんに委嘱状を手渡し、信濃太夫のたすきの上に1日警察書著のたすきをかけた。
長谷川さんは初めてパトカーに乗って街頭指導を行う燕市分水地区熊森の国道116号の待避所へ移動。ドライバーに春の交通安全運動の啓発グッズを手渡し、「安全運転でよろしくお願いします」、「分水おいらん道中をぜひ見にいらしてください」と声をかけた。
ドライバーは分水おいらん道中が間近いことを知って「そうなんですか」、「見に行きたいです」とにっこりだった。