雪椿(ユキツバキ)を市の花と新潟県加茂市で4月6日(日)から20日(日)まで第59回加茂雪椿まつりが開かれており、メイン開催日の12日(土)は中心市街地の青海神社赤鳥居前と加茂本町商店街で6年ぶりのパレード復活をはじめステージイベントやオープニングセレモニー、マルシェなどを繰り広げる。
ユキツバキの開花に合わせて毎年開かれている雪椿まつり。コロナ禍前までは加茂山公園の野外ステージでミス雪椿コンテストを中心とした雪椿大園遊会と大通りの市中パレードを行ってきたが、コロナ禍で大幅に規模を縮小したり形を変えたりして開催してきた。
ことしは市中パレードをオープニングパレードに変えて2019年以来6年ぶりに行う。駅前商店街から本町商店街、赤鳥居前へとパレードして盛大に雪椿まつりをスタートする。
コロナ禍前の野外ステージの大園遊会は、初めて赤鳥居前に特設ステージを構えてステージイベントを展開する。10時半から加茂市出身の声楽家、三浦克次さんによる加茂市民歌の披露とミニコンサートのあと11時過ぎから県警音楽隊、カモレンジャー、新体操団体、中学校、民謡団体、吹奏楽団などが出演し、午後3時前までパフォーマンスを披露する。
雨なら市中パレードは中止、ステージイベントは市民体育館に会場を移して行う。
午前10時半から午後3時まで、ゆきつばきマルシェ、木工ワークショップ、展示ブースを開催。ゆきつばきマルシェ、は宮大門前と本町商店街を会場に飲食のほか親子で楽しめる体験ブースも用意する。
木工ワークショップは本町商店街で行い、さまざまな香りのする木材をかんなで削ってオリジナルの香り袋(ボトル)を作る。展示ブースは本町商店街に開設し、自衛隊や加茂警察署の活動紹介のほか、はたらく車が大集合する。
さらに初めての企画で午後6時半から8時半まで加茂山公園の池の端で後夜祭を開く。雪椿まつりが終わって静かになった池の端を飾り、地酒と地酒とつまみの特別セットを500円で限定150セットを販売する。
セットの内容は、市内の雪椿酒造の「TAiiiiCHI DP -タイイチ・ダイレクトパス-雪椿酵母仕込 純米大吟醸原酒」、マスカガミの「F40G」、加茂錦酒造の「加茂錦 新潟エディション」の3つの酒蔵の日本酒をそれぞれおちょこ1杯ていどと、「和み酒場 亀甲竜」の「加茂産新玉ねぎ入りポテトサラダ」と「いぶりがっこクリームチーズ」のつまみ2品。
加茂山公園の雪椿園には100種、1,300本のユキツバキをはじめ、あちこちにユキツバキがある。ことしは加茂山公園を会場に使わないが、ユキツバキが開花して見ごろを迎えている。
冬期間は休んでいた加茂山公園のリス園は6日に開園した。雪椿まつりまでに加茂川には、500匹のこいのぼりが泳ぐ「加茂川鯉のぼり」が設置され、雪椿まつりとともに加茂の魅力を凝縮した1日になる。
また、12日は加茂市役所と葵橋・西宮橋間に設置する臨時バス停を往復する無料シャトルバスを運行する。
12日以外の雪椿まつりのイベントは、すでに第39回雪椿杯バレーボール大会が終わったほか、10日(木)午前10時から青海神社で献花祭、12日(土)から20日(日)まで加茂市商店街で「小京都戦隊カモレンジャーの商店街雪椿ラリー」、20日(日)に加茂山で春山ハイキングが行われる。
加茂雪椿まつりに関する問い合わせは実行委員会事務局の加茂市観光協会(0256-53-0234)。ステージイベントのタイムテーブルは次の通り。