新潟県警三条署は9日、オレオレ詐欺で現金567万円をだまし取られた三条市内の70代女性から被害届けを受理した。
3月10日午前10時ごろ、女性宅の固定電話に電話があり、通信事業者を名乗る自動音声が流れたあと、警視庁の警察官を名乗る男が出て、「あなた名義の携帯電話が契約されている」、「あなた名義の銀行口座に被害者が入金している」、「あなたは事件の共犯者になっており、きょうから電話で取り調べをする」などと言われた。
その後、相手方から電話で口座の預金残高や生命保険の契約状況を確認されたあと、警察官や金融課を名乗る男から「紙幣検査をする」などと預貯金口座の現金を引き出して送付するよう指示された。
女性は3月26日と4月1日の2回に分けて現金合計567万円を指定された場所に送付してだまし取られた。