植木や造園の常設展示場を備える「道の駅 庭園の郷 保内」(新潟県三条市下保内)は、12日(土)、13日(日)の2日間、今シーズン最初の売り出し「春の植木まつり」を開き、あわせて初めてミニガーデン作り体験も行う。
常設展示場に出展している保内地区11の造園業者の売り出し。冬期間は展示場の植木も寂しかったが、1年の最初の植木まつりにあわせて畑の木を掘ったり、仕入れたりして新しい植木を持ち込んで展示スペースを整備して来場を待つ。
春の植木まつりは、花の咲いた植木が人気で、ミツバツツジやサクラのヨウコウ、レンギョウなどが咲いている。
近年の小さな庭で人気のアオダモやモミジ、オリーブに、三条市の木のゴヨウマツをはじめ、日本庭園に植えたいマツ科のアカマツやタギョウショウも。ざっと1,000本の植木がそろう。
初企画のミニガーデン作り体験は、植木相談会とあわせて2日間とも午前10時から午後3時まで行う。その場で無料で参加でき、いろんな木や石を用意し、2×1メートルのスペースに自分のほしい木や石を自由に配置して試すことができる。
庭をいじりたいとイメージしても、いざ実行に移すのはおっくうなもの。そこで実際に形にして確認してもらい、気に入ったら買って庭をつくってもらおうという趣向だ。
出展者の諸橋農園(下保内)の代表 諸橋謙作さん(65)は「今まで庭に緑がなかった人、どんな庭にしたらいいのかわからないと考えている人たちに、庭づくりをアドバイスをしてその面白さを体験してほしい」と参加を呼びかけている。植木まつりの問い合わせは「道の駅 庭園の郷 保内」(0256-38-7276)。