三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長、新潟県三条市)が2021年の開学以来、取り組んでいる産学連携実習が「第8回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」で文部科学大臣賞を受賞した。新潟県内から文部科学大臣賞の受賞は初めて。
このアワードは、学生の社会的、職業的自立に貢献したインターンシップやキャリア形成支援にかかる取り組みを表彰するもので、実行委員会を組織して主催し、経産省、厚労省、文科省、日本経済新聞社、マイナビが後援する。
第8回の今回は、全応募コースを合わせて1,205プログラムのなかから高く評価されたプログラムをコースごとに選出。「インターンシップ/仕事体験コース(就業体験型)」からは学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード大賞、文部科学大臣賞、地方創生賞、優秀賞、入賞の受賞法人と学生推奨プログラムを選出。「低学年向けキャリアプログラムコース」からは低学年キャリアデザイン賞の受賞法人を決めた。
三条市立大学は「インターンシップ/仕事体験コース(就業体験型)」にプログラム「BE INNOVATIVE TECHNOLOGIST〜地場で学ぶ産学連携実習〜」で応募。大賞のヒルトングループ「Travel with Purpose - あなたのキャリアと旅をする5日間 -」に次ぐ文部科学大臣賞を受賞した。
表彰式は5月15日(木)に東京都千代田区・日経ホールで開かれるキャリアデザインカンファレンスのなかで表彰式・受賞法人プレゼンテーションが行われる。
三条市立大学の産学連携実習は、企業での体験型、経験型の学修と学内における理論の学修とを結び付け、より実践的で実用的な工学知識、技術、倫理観を学ぶ。
世界でも有数なものづくり技術の集積地、燕三条地域の製造業を中心に160社以上の企業と連携し、魅力的な企業の現場を学びのフィールドとしている。
「産学連携実習I」、「産学連携実習II」の2科目を通じて、ものづくり環境に長期間、身を置き、課題に取り組むことで社会の要請を理解し、実践的技術感覚を養成することを目的としている。