新潟県の同世代の書家2人、三条市の木原光威(きはらこうい)さんと見附市の若林溪竹(わかばやし けいちく)さんのコラボレーション展「木原光威×若林溪竹展 余白と充満」が31日(土)から6月29日(日)まで、みつけ市民ギャラリー「ギャラリーみつけ」(見附市)で開かれる。
木原さんは1961年に三条市に生まれで新潟大学教育学部書道科卒業。第7回スミワングランプリ(東京)1位入賞、第12回スミワングランプリグランドチャンピオン大会入賞(Horu Yamaguchi 賞)、安芸全国書展文部科学大臣賞(最高賞/安芸市立書道美術館収?)。現在、現日会副理事長、太空会副会長、新潟県書道協会副理事長、新潟県美術家連盟理事、書道研究洗心書院主宰、書道雜誌「太空」編集人に就く。
若林さん1962年に見附市で生まれた。第48回新潟県芸術美術展(芸展)新潟日報大賞受賞、会員推挙。第77回県展県展賞受賞、ドイツ・トリーア市日本庭園開園記念展覧会「日本画の現在」題字揮毫(きごう)など揮毫も多く、看板刻書も手がける。現在は新潟県書道協会理事、新潟県美術家連盟常務理事、日本書法教育会常任理事、新潟県展無鑑査、文字のあとりえ心齋主宰。
それぞれの作品15点ほどと若林さんの刻書、2人の共同作品、展示販売する小品もある。抽象性の高い作品が多く、インスタレーションと呼ぶにふさわしい作品もあり、多様な書道表現を披露する。
会期中に3回、作家によるギャラリートークが行われる。5月月31日(土)に木原さんと若林さんの2人によるフリートーク、6月7日(土)に木原さんによるギャラリートーク、22日(日)に若林さんによるギャラリートーク。いずれも午後2時から3時まで。定員80人で参加無料だが、参加したい人はギャラリーに来館か電話(0258-84-7755)で申し込む。
ギャラリーは午前10時から午後8時まで開館、月曜休館。入館無料。