新潟県燕三条地域で活動する一般社団法人燕三条青年会議所(齋藤和也理事長)は、8月10日(日)夜に越後一宮「弥彦神社」(弥彦村)で、市民参加型のプロジェクションマッピングイベント「燈の杜(あかりのもり) in 弥彦神社 −燕三条の未来を灯す− 奉祝 弥彦神社御遷座(ごせんざ)百十年」を開催する。これに先立ち、投影する映像のアイデアと、イベントをともにつくりあげるボランティアスタッフの募集を開始した。
この事業は、弥彦神社が現社殿に移ってから百十年の節目を奉祝するとともに、市民が地域の持つ可能性や自身の可能性に気づくきっかけをつくることを目的に企画した。
燕三条JCがプロジェクションマッピングを手掛けるのは、2022年の三条市立大学での開催に続き2回目。弥彦神社では同じ年に太鼓芸能集団「鼓童」とプロジェクションマッピングのコラボレーションが行われている。
イベントの核のプロジェクションマッピングでは、地域の小学生以下の子どもたちから募集した絵を弥彦神社の社殿に投影する。テーマは「まちの未来」。「花火」と「ランタン」を描いた2枚の絵を募集し、子どもたちの願いや思いの込もった品が音楽とともに幻想的な光のアートとして夜の拝殿に映し出す。
アイデアは先着100人分を募集し、作品をスライドショーのように約5分間の映像を制作し、ループする形で繰り返し投影する。応募は7月17日まで専用の応募フォームから受け付ける。
イベントを支えるボランティアスタッフも30人ほど募集する。年齢制限はなく、当日の運営サポートのほか、「地域の未来アイデアブース」、「フォトスポット作り」、「当日広報」の3つのグループに分かれ、市民目線で企画の具体化から携わる。
「市民が主体的に挑戦することで、達成感や地域活動へのモチベーションにつなげてほしい」と参加を呼びかけている。こちらも7月17日が締め切りで、7月24日に事前説明会を予定する。
イベントの開催について6月30日に記者会見した。加藤純成副理事長は「青年会議所のメンバーだけでできることには限りがある。この地域を明るく豊かにしていくためには、地域に住む一人ひとりが行動に移すことが重要。燕三条地域がもつ可能性、さらには自身のもつ可能性に気づいてもらいたいと考え、市民とともにつくる事業として計画した」とを話した。
事業を担当するる人間力委員会(蒲澤大輝委員長)から張益副委員長と宮嶋健副委員長が出席。「ぼくたちが何かを用意するというよりかは一緒に創り上げるというところを重視しているので、応募した人たちが輝くように、そんな映像制作を考えたい」と期待した。