地域との連携や社会課題の解決をさらに加速させるため、東日本旅客鉄道株式会社とJR東日本スタートアップ株式会社が設立した「JR東日本ローカルスタートアップ投資事業有限責任組合」は、地域と連携する取り組みのシナジー効果や社会的価値の創造を可視化する「インパクトブック」を初めて発行した。
第1弾は、株式会社ドッツアンドラインズ(齋藤和也代表取締役・三条市帯織)とともに2020年から推進している新潟県燕三条エリアの地域共創プロジェクトをテーマに、人口減少や担い手不足といった地域の課題に対し、ローカルスタートアップ(ドッツアンドラインズ)、企業(JR東日本グループ)、行政(三条市)の3者が連携し、製造業の活性化や新たな雇用創出に取り組むケースを取り上げた。
このレポートの制作背景は、燕三条の地域共創プロジェクトを実例とデータを通じて体系的に記録、発信することで、ドッツアンドラインズを中心とした地域企業の変化や成長プロセスを「見える化」し、変化の背景や意義を伝えることで、地域・企業・行政関係者、さらには都市部や海外パートナー候補など、多様なステークホルダーの理解と共感、また新たな参画や支援を促する。
また、経済波及効果(約2億円)・マッチング事例数(約100社)・会員数(124社)などの定量データと、参加企業インタビュー・工場代表者のコメントなどの定性データの両面を掲載することで、活動の本質的な価値や持続可能性を多角的に検証・記録し、このレポートを通じて「燕三条モデル」として全国展開の礎を築いていく。
レポートはPDFをダウンロードして閲覧できる。
https://jrestartup.co.jp/wp-content/uploads/2025/08/impactbook_compressed.pdf
■レポートの目次
- Result(成果実績)
- Member Interview(工場経営者らの声)
- Collaboration(成功事例紹介)